北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ポケモンGOは良いけれど、失うものも多そうとちょっと心配

2016-07-22 23:45:45 | Weblog

 

 ポケモンGOが日本でも配信開始になったそうで、テレビのニュースではその話題で持ちきりです。

 スマホを使ってまずはポケストップという場所でポケモンを捕まえるモンスターボールをゲット。

 無料でもゲットできるのですが、課金をすることでいろいろなアイテムが手っ取り早く入手することも可能。「欲しい」というファンが多くいるということはなんでもビジネスになるんですね。

 捕まえたモンスターを進化させたり、卵をかえしたりトレーナーとしてモンスターのレベルを上げるということが基本的な育成ゲームですが、他のプレイヤーとチームを組んでバトルをすることも可能。

 ポケモンを探すことが宝探しのようなワクワク感があったり、仲間と情報交換をして楽しむことで配信された地域では大人気を博しているようです。

 これってマクドナルドが素早くコラボすることを発表。マクドナルドのお店委がポケモンを鍛えるジムになったりモンスターボールをゲットできるポケストップになるんだとか。

 つまりはレアなポケモンの出現やアイテム供給との連携で、使いようによっては人の流れを変えることができたり、それを頼りにするビジネスの種にもなるわけで、結構すごいビジネスベースが登場したってことでもあります。

 これを使えば過疎地の観光地に人が流れたりするのでしょうか。ビジネスとして誘導はできるかもしれないけれど、やっぱり本来の土地柄を生かすという趣旨とは異なりますよね。

 
 それにこれだけ社会現象になると、弊害も報道されるようになってきていて、歩きスマホでの事故やウィルスや詐欺などの犯罪への口も開いていることでしょう。

 幸い自分はこういうことにもう興味を持たずに済む歳になっているので助かりました。しかし、多くの若者は熱くなって熱狂し時間やお金を費やしたりするのでしょうか。

「ネットの安全なリテラシーを学んだほうがいいよ。人生の時間は有限だよ。本を読んだほうがいいよ」などと言ったところで年寄りの戯言としか聞かれないかもしれませんが、危なさと勿体なさを感じずにはいられません。

 
        ◆   

 
 知人に高校生になった息子にスマホを持たせているという人がいて、その使われ方が心配でたまらないようす。

「勉強の時は電源を切れ、と言っているんだけれど、LINEをオンにしているとすぐに友達から連絡が来て気が散っているように見えるんです」と悩ましげ。

「おまけに、電源を切れというと、『そんなに俺が信用できないのか』とふてくされたりする。どうしたもんでしょう」

 そういわれたときは、「私が親としてお前を信用するかどうかじゃなくて、お前が私に信用させるような行動をすべきなんだ」と言ってはどうでしょう。

 こちらに玉を持たされてどうこたえるか悩むよりも、「どうやったらお前は親に信用してもらえると思うんだ?」と相手に玉を投げかけましょう。そして不十分だったら「そんなんじゃだめだ」と言い続けられるので良い手じゃないでしょうか。

 通信技術を使ったゲームや情報機器が身近になるほど、子供との関係や家庭内をうまくまとめることが大変になりそうですね。

 
 「人間の本質として大切なことは何か」という人間学を身に着けてからでないと情報機器は持たせない、というくらいの規制が必要に思うのは私だけでしょうかねえ。

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