今日は札幌経由で東京から来た友人ハマノさんを迎えての道東釣り紀行。
ライフスタイルプロデューサーを名乗り、常に新しい生き方の提案を続けまちづくりの世界でも知られたハマノさんですが、6月に掛川の人たちと一緒に道東へ釣りに来て以来、川の持つポテンシャルとともに地元のロコ・ガイドのレベルがとても気に入ったようで、札幌での仕事の旅に足を延ばして来てくるようになりました。
生き方提案の中でも、釣りの世界では自他ともに認める「プロ」のハマノさんだけあって、道具立てからスキルも半端ではありません。
その世界では影響力のある人が喜んで楽しみにして来てくれる道東の川。真の魅力は常にヨソ者が評価してくれるのです。
※ ※ ※ ※ ※
さて、せっかく来てくれたこの週末ですが、台風15号による雨以降、釧路周辺の川はどうにも濁りが収まらず、今日も場所選びには苦労しました。
下流はともかく、上流は濁りが取れていることを期待して茶路川を目指します。
かなり上流で川の近くに車を止めて流れへと足を入れてみましたが、やはり濁りはかなり強くてこれでは魚もフライが見にくいだろうなあ、と皆ちょっとがっかり。
もう季節的に川に浮かせるドライフライではきつかろうと、ベテランたちはルースニングと言う、沈めて水中の餌に似せたフライを使っています。
魚にとっては水面に浮く虫を食べるというのは鳥などの外敵に狙われる危険性があるのでとても勇気のいる行為なんだと。
それでも空腹には勝てないわけで、できるだけ動かずに済むところに落ちて来た虫だったら食べてみようか、という気にさせるのが水面上のドライフライのコツ。
それに比べると魚卵や川エビなど、もともと水中にあるようなものに似せた餌だったら安心して食いつけるので釣れる確率はかなり上がるのだそう。
それでも濁りが強いとそれ自体なかなか見えないので、錘(おもり)や浮きの加減や投げ入れる場所などに工夫が必要で、そうした経験の引き出しを持っているのがベテラン。
ところがそのベテラン陣も、「今日は渋いなあ」と難しさを隠せません。条件が悪いと難しいのです。
※ ※ ※ ※ ※
一緒に参加させてもらった妻も、何度目かの釣り行になる今日は釣りをあきらめて、もっぱらキャスティングの練習。
ありがたいことにハマノさんからも直接手ほどきを受けたりして、キャスティングが少しは上手になりました。
しまいには、急流での釣りをあきらめて、釣り堀のようになったたまり水に投げ入れてみたところ、10センチくらいの小魚がツンツンとつつくものの、ことごとくはずして馬鹿にされる始末。
今日は本当についてない…、と思った瞬間に、「来た!」という声が聞こえました。
すると上流の方で、ガイド役のHさんが釣竿を大きくしのらせています。
「おお~!」と駆け寄ると、大きなアメマスがかかっています。あまりにも大きくて、タモ網でもすくうのに苦労するほど!
やっとのことで捕獲して計ってみると、なんと72センチの大物。初めてみる大きさの魚にちょっと感動です。こんな魚が本当にいるんですねえ。
【これは大物でした!】
※ ※ ※ ※ ※
計測やら写真やらで苦しがっていたアメマスは、最後は水中での呼吸を促して回復させてから川に返してあげました。魚に人工呼吸をしてやるというのも初めて知りました。
是非次は私と遊んでほしいものです。
大の大人が子供に返ったようにはしゃいで興奮し、何もかも忘れて没頭できる世界があるというのは楽しいものですね。
ハマノさんもかなりの大物を釣り上げたようで、ご満悦の旅となりました。
ハマノさんだって、一人で来て勝手に釣るよりは、友人を訪ねて来て一緒に同じ時間を共有した者たちが語り合う時間の方が価値があると知っているのでしょう。
「寿命には限りがありますからね(笑)」(by ハマノ)
人生には躊躇している暇はないのかもしれません。
【みんな子どもになってます】
ライフスタイルプロデューサーを名乗り、常に新しい生き方の提案を続けまちづくりの世界でも知られたハマノさんですが、6月に掛川の人たちと一緒に道東へ釣りに来て以来、川の持つポテンシャルとともに地元のロコ・ガイドのレベルがとても気に入ったようで、札幌での仕事の旅に足を延ばして来てくるようになりました。
生き方提案の中でも、釣りの世界では自他ともに認める「プロ」のハマノさんだけあって、道具立てからスキルも半端ではありません。
その世界では影響力のある人が喜んで楽しみにして来てくれる道東の川。真の魅力は常にヨソ者が評価してくれるのです。
※ ※ ※ ※ ※
さて、せっかく来てくれたこの週末ですが、台風15号による雨以降、釧路周辺の川はどうにも濁りが収まらず、今日も場所選びには苦労しました。
下流はともかく、上流は濁りが取れていることを期待して茶路川を目指します。
かなり上流で川の近くに車を止めて流れへと足を入れてみましたが、やはり濁りはかなり強くてこれでは魚もフライが見にくいだろうなあ、と皆ちょっとがっかり。
もう季節的に川に浮かせるドライフライではきつかろうと、ベテランたちはルースニングと言う、沈めて水中の餌に似せたフライを使っています。
魚にとっては水面に浮く虫を食べるというのは鳥などの外敵に狙われる危険性があるのでとても勇気のいる行為なんだと。
それでも空腹には勝てないわけで、できるだけ動かずに済むところに落ちて来た虫だったら食べてみようか、という気にさせるのが水面上のドライフライのコツ。
それに比べると魚卵や川エビなど、もともと水中にあるようなものに似せた餌だったら安心して食いつけるので釣れる確率はかなり上がるのだそう。
それでも濁りが強いとそれ自体なかなか見えないので、錘(おもり)や浮きの加減や投げ入れる場所などに工夫が必要で、そうした経験の引き出しを持っているのがベテラン。
ところがそのベテラン陣も、「今日は渋いなあ」と難しさを隠せません。条件が悪いと難しいのです。
※ ※ ※ ※ ※
一緒に参加させてもらった妻も、何度目かの釣り行になる今日は釣りをあきらめて、もっぱらキャスティングの練習。
ありがたいことにハマノさんからも直接手ほどきを受けたりして、キャスティングが少しは上手になりました。
しまいには、急流での釣りをあきらめて、釣り堀のようになったたまり水に投げ入れてみたところ、10センチくらいの小魚がツンツンとつつくものの、ことごとくはずして馬鹿にされる始末。
今日は本当についてない…、と思った瞬間に、「来た!」という声が聞こえました。
すると上流の方で、ガイド役のHさんが釣竿を大きくしのらせています。
「おお~!」と駆け寄ると、大きなアメマスがかかっています。あまりにも大きくて、タモ網でもすくうのに苦労するほど!
やっとのことで捕獲して計ってみると、なんと72センチの大物。初めてみる大きさの魚にちょっと感動です。こんな魚が本当にいるんですねえ。
【これは大物でした!】
※ ※ ※ ※ ※
計測やら写真やらで苦しがっていたアメマスは、最後は水中での呼吸を促して回復させてから川に返してあげました。魚に人工呼吸をしてやるというのも初めて知りました。
是非次は私と遊んでほしいものです。
大の大人が子供に返ったようにはしゃいで興奮し、何もかも忘れて没頭できる世界があるというのは楽しいものですね。
ハマノさんもかなりの大物を釣り上げたようで、ご満悦の旅となりました。
ハマノさんだって、一人で来て勝手に釣るよりは、友人を訪ねて来て一緒に同じ時間を共有した者たちが語り合う時間の方が価値があると知っているのでしょう。
「寿命には限りがありますからね(笑)」(by ハマノ)
人生には躊躇している暇はないのかもしれません。
【みんな子どもになってます】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます