北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ロシアの料理とお酒を「ペチカ」にて

2024-07-23 22:34:12 | Weblog

 

先日当別町で開催された「二宮金次郎の生涯」という映画の上映会でお世話になった方と、慰労会的会食をしました。

お店は南平岸駅に近いロシア料理「ペチカ」で、私にとっては懐かしい名前です。

というのも、もともと稚内に「ペチカ」というロシア料理のお店があり、こちらのお店は名物女将のニーナさんがそこから独立した形で札幌に進出したと聞いていたからです。

私が稚内にいた時には稚内の「ペチカ」がまだあって、ロシアの缶ビールなども飲めたので懐かしく思いました。

こちらで今回はウクライナの瓶ビールを飲ませてもらいましたが、なんとラベルに描かれているのはどう見てもロシアのプーチン大統領。ロシアを飲み干してやろう、ということなのでしょうか。

お店にはウクライナ人のピアニストだというアレックスと言う男性が途中からやってきて、アコーディオンやギター演奏を披露してくれました。

ロシア人と日本人のハーフだというニーナさんは、「アレックスは世界を旅している途中で戦争が起きたものだから出身のウクライナ東部の村に帰れなくなって日本にいるの。うちでも雇えないけど、場所は貸すからお客さんからの寄付をもらうのはいいわよ、と言っているから協力してあげて」と言います。

演奏も上手でしたが、お客さんが少なかったこともあり、我々からのリクエストでアレックスの伴奏で二曲ほどニーナさんにも歌を披露してもらってよい時間が過ごせました。

会食の後半にはジョージアのワインを飲ませてもらいましたが、なんと発砲の赤ワイン。

「珍しいですね」と言うとニーナさんは、「なんかね、瓶が空気を通すので発泡になっちゃうんだって(笑)」と言い笑っていました。不思議なワインです。

出てくる料理も、ビーツの葉っぱから茎まで使った野菜料理や、ロシア風水餃子のペリメニ、などロシア風味満点。

「スープは熱いものよりも冷製にしましょう」というボルシチも良かったし、ブルーチーズ入りのパイはブルーチーズ好きの私には絶品でした。

稚内時代の話をもちかけると、「ペチカのお店を相談されたときに、私はお店の名前をロシア語でカモメを意味する”チャイカ”にしたかったのよ。そうしたら、『市内にもうチャイカと言う名前の喫茶店があるから別な名前にしてください』って言われたの。だからペチカにしたのよね」という裏話を紹介してくれました。

稚内の副港市場にあったペチカは今はもうお店を閉じていて寂しくなりました。

これからはロシア料理は南平岸の「ペチカ」で楽しむことにしましょう。

うわさでずっと聞いていたお店にようやくこられました。

 

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