北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

枕経

2024-09-08 23:05:53 | Weblog

 

 亡くなった妹の葬儀は、月曜日通夜で火曜日が告別式と決まりました。

 妹が嫁いだ旦那さんの信仰は曹洞宗とのことで、今日の夕方にいわゆる「枕経」という形で個人が亡くなった後に行われる最初の読経が行われました。

 旦那さんの実家が檀家であるお寺のお坊さんが駆けつけてきて最初のお経をあげてくださいました。

 はじめは午後3時開始という予定だったのが、お坊さんの都合で1時間ほど遅れて4時過ぎになるという連絡がありました。

 並行して東京から飛行機で駆けつけてきた弟は、「3時なら間に合わないけれど4時なら何とかなる」と、タイミングよくお坊さんの前に斎場に到着できました。

 お坊さんの方は妹の旦那さんの実家のある札幌近傍の小都市から駆けつけてくださったのですが、「途中がイベントのせいか渋滞になってしまいまして」と謝られたのですが、こちらとしては願ったりかなったり。

「妹が来て欲しかったのかね」と不思議なタイミング合わせでした。


      ◆


 斎場からは故人の人となりを知るうえで、と出生地、学んだ学校、生前に興味があったことや性格、エピソードなどを記入する紙が渡されて、それを旦那さんが一生懸命に記入していました。

 ただ「幼い時に卒業した小学校はどこだっけ?」というところで皆考え込んでしまって、「あれ?どこだっけ?」と思い出すのにずいぶん時間がかかりました。

 移動中の弟からメールで「稚内だよ、稚内」と連絡があり、「ああ、そうだった(笑)」と得心。

 幼い頃には父の転勤に連れられて随分転校して歩いたなあ、とそれもまた懐かしく昔話に花が咲きました。

 また、誰がどんな供え物を出すかを調整したり、食事や宿泊者の数の見定めなど、決めるべきことが結構あります。

 わずかな人数の家族葬でこれですから、身内の数が多い人や付き合いの広い方が亡くなるとさぞ大変な事だろうとその苦労の一端を知りました。

 今日のところはここまでで終了。

 気を張って明日のお通夜に臨みます。

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