快晴の天気に誘われて久しぶりに札幌市南区の滝野すずらん丘陵公園にでかけてきました。
新聞の記事にも「今の滝野公園はコスモスが見ごろ」と書かれていたので、人出が予想されていました。
午前中は混んでいるだろうと、午後に到着してみましたがそれでも駐車場の料金所には列ができていて、駐車場も部分的に満車。
考えてみると今日は滝野公園の無料開放日で、本来ならば入園料がかかるエリアも無料で入れるのです。
天気も快晴とあればこれは混むはずです。
東口駐車場から園内に入ると、「滝野公園40周年記念」のアーチがかかっていました。
アシリベツの滝を中心とした渓流ゾーン上流部を部分開園してからもう40年ですか。
なんだかつい昨日のことのように思い出されますが、樹木の苗など植えてもいないようなところに白樺などが勝手に生えて大きく成長している姿を見ると、時の流れを感じます。
今日はイベントで骨とう品などを売るテント群が出ていて来園者の足を止めていました。
公園の施設だけではちょっと買い物やお店を見て歩くような要素が弱いのですが、こうして期間限定のイベントを開催することで賑やかさが演出できますね。
公園の管理には、運営という要素が大切で、いかに空間を楽しくするかという事には経験とスキルが必要です。
子供たちが乗る鉄道のアトラクションがありましたが、昔なら「ミニSL」だったのが、今日は線路の上に「ミニ新幹線」が走っていました。
時代が変われば鉄道の風景も変わるのですね。
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孫を楽しませようと「こどもの谷」へ向かいましたが、車の中で寝てしまった孫は寝起きでえらく不機嫌。
「歩こうよ」と言っても「抱っこ、抱っこ」と歩こうとしません。
当時この公園事務所長だった時に完成させた「虹の巣ドーム」なら楽しむかと思ったのですが、そこでもイヤイヤ。
ちなみにこの「虹の巣ドーム」は私の提案でこの名前になりました。
機械では作れない、繊維を手で織り込んだ七色のネットは楽しさと美しさを供えていて、「虹という妖怪がいたならその巣はこんな感じじゃなかろうか」というイメージで名付けました。
しかし孫には受けなかったみたいですねえ(笑)。
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前評判通り、背の高いコスモスが咲き誇っているほかにも様々な植物が彩を放っています。
大勢の人の笑顔があふれる空間が上手に管理運営されていて嬉しくなります。
世の中にはいろいろな社会インフラがありますが、時間の経過とともに価値が豊かになるのが公園の良いところです。
樹木がずいぶん大きくなり、公園の空間の価値を増しています。