かつて務めた職場から、在籍経験者でつくっている同友会総会の案内が来ました。
魅力的な職場で、私自身そこでの初期の仕事が楽しかった思いがあり懐かしくもあるのですが、今回も「不参加」で返信をしました。
この会合に参加しない一番大きな理由は、実は【苦手な職場仲間がいた】ということです。
正直なところ『あまりお付き合いはしたくない方』に分類される方で、良い思い出がありません。
逆に魅力的で会いたい仲間もそれなりに大勢いるのですが、その方とは会いたくないという一点で参加することには消極的になってしまいます。
どうしても顔を合わせないといけないのであれば別ですが、いい歳になってわざわざ楽しくない思いをしなくても良いだろうという思いの方が強くなっています。
当時のことを思い返すと辛いこともありましたが、職場のシステムは良くしたもので、1~2年を我慢していると自分か相手のどちらかが転勤で離れることができたので事なきを得ました。
中国の古典「孫子」には、戦で使うことのできる戦術を36種類に分けて書かれていますが、その最後は「三十六計逃げるにしかず」とあります。
分の悪い相手とは戦わずして逃げるというのも立派な戦術の一つです。
まあしょっちゅう逃げてばかりでは話になりませんが、最後の最後でどうしても耐えられないときにはそういう手もある、ということ。
最近は家をかたずける際の「断捨離」が流行っていますが、人との付き合いにも「断捨離」があるでしょう。
残りの人生の時間の使い方を良く考えた結果です。