今日から二泊三日で道内の国・道の各発注機関を訪ねて来年度予算要望活動をします。
全道は広いので、舗装三団体を三班に分けて道北方面、道東方面、道南方面へ手分けして回ります。
私は道北方面の担当として、今日から留萌~旭川~稚内と巡ってくることになりました。初日の今日は札幌を出て留萌へ向かい、留萌で留萌開発建設部と留萌振興局を訪問して要望をしてきました。
要望の中身としては、大きなところでは先ごろ閣議決定された北海道総合開発計画に乗っ取って北海道を発展させるような事業をしっかりと遂行してほしいということや、道内の高速道路網をしっかりと整備してほしいということなどです。
また、この夏の道内の台風被害の甚大さに鑑みて、台風のみならず地震・津波・火山など様々な自然災害に備えた強い国土を形成するべく国土強靭化計画を進めてほしいということ。
そうしたことを踏まえた後に、老朽化する施設への対策を進めるためにも、来年度の道路事業予算をしっかりと確保してほしいということや、道内各地域で道路の維持管理を担い、かつまた災害時などにはj迅速に駆けつける舗装事業者の経営の安定化に配慮してほしい、といった内容を要望しました。
開発建設部や振興局建設管理部などの工事発注側からは、要望の趣旨を受け止めて、同じ思いで事業展開や予算要望に向けて努力したい旨の回答をいただけました。
小さくても地道に声をあげてゆかなくては望みは達せられません。まずは営業、営業です。
【もうこれ以上は減らせない】
意見交換の中で出た話は、留萌管内でアスファルト合材を供給できるプラントが、昔は六基あったのに今現在は北部・中部・南部の三基に減っているということ。
また留萌管内には天売・焼尻という離島での工事もあって、もうこれ以上プラントを減らすことは地域の維持管理にとっては大打撃。
なんとかこの体制を維持したいとは思うものの、冬期の稼働していない時期にメンテナンスや補修をする費用さえ次第に賄うことが難しくなりつつあります。
人・技術・機械・材料供給能力・物流輸送の力などが揃って初めて可能になるのが地域を維持する力。どれが欠けてもうまくいかないものです。
今ある能力を維持することも難しくなりつつある時代。地域の暮らしをどうやって守るのか。苦労は尽きません。