北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

NASAからの激レアなお土産

2012-05-29 23:45:17 | Weblog
 昨日訪問してくれたNASAのスティーブン・ケインさん、別れ際にお土産の交換をしました。

 当方からは釧路の美しい写真集。あまり見学や観光の時間もなかったでしょうが、せっかく来てくれた町の美しいシーンを思い出にしてほしいものです。

 逆にケインさんからいただいたのは、NASAのオリジナルロゴの入ったコースターセットと、国際宇宙ステーションプロジェクトのバッジ。


 【これが激レアとは…!】


 バッジの淵には、このプロジェクトに参加している国々の国旗があしらわれています。

 ヨーロッパの国々は、ヨーロッパ宇宙機構に19カ国が参加しているのでバッジの大半をヨーロッパ諸国が占めています。

 もちろんアジアで参加しているのは日本だけ。バッジの一番上に見える日の丸が誇らしく思われます。

 素敵なバッジだと思っていたら、「このバッジはレアモノですよ」と教えてくれました。

 聞けば、このバッジは限定百個がスペースシャトルに積み込まれて、一度宇宙へ行って帰ってきたバッジなのだそう。

 宇宙を経験したバッジとは、お土産一つでも付加価値をつけるのが上手ですね。


    ※     ※     ※     ※     ※


 考えてみれば、こうした他にはない際立った差別化こそが付加価値の原点。

 釧路の地酒酒蔵である福司酒造では、太平洋炭鉱の坑道の中にお酒を寝かせて、「海底力(そこぢから)」という銘柄で売り出しています。

 なにしろ本数が少なくて限定なので少々値段は高くてもすぐに売れる商品として大人気。商売はこうやるんだ、という良い見本です。

 
 ちなみに、これを最初に行おうとしたときは鉱山保安監督所とかなりやりとりがあったそう。

 役所というところは、初めてのことで前提を作るときはとても慎重になるきらいがあります。

 このときも、「火気絶対厳禁の坑道にアルコールを入れるとは、燃えたらどうするのか」という質問が真面目に届いたそうです。

 説明の中で最後は納得してくれたようですが、ある方はその話を聞いて、「酒が燃えたらどうするって?酒をかけて消しゃあいいんだよ」と笑っていました。

 さて、お土産の付加価値化はちょっとしたアイディアでできそうです。

 いろいろ工夫してみたいものですね。
コメント
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