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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

洞爺湖~羊蹄山と美しい日本

2007-08-13 23:17:29 | Weblog
 今日の札幌の最高気温は34℃!暑さがニュースになるほどです。

 こういう日はエアコンの効いた車の中にいるのが一番、というわけでもありませんが、この夏休み最後のイベントはやっぱり墓参り。今日は洞爺湖町にある母方のお墓に手を合わせてきました。

 来年サミットが開かれる会場のウィンザーホテルを右に見ながら洞爺湖畔へ。湖畔からは、有珠山噴火で通行不能となった旧道の切り替えによる三豊トンネルと青葉トンネルを使えば、以前よりも格段に早く海側の国道37号線に抜けることが出来ます。
 開通の噂だけは聞いていたのですが、今日やっと通行することが出来ました。

 有珠山噴火の特徴は火口が一定していなくて、そのたびに新しい火口ができるということなのですが、今回のトンネルは旧道からさらに西側に離れる位置に造られていて、次回の噴火にも耐えられるものになっています。

 高速道路の洞爺湖インターチェンジもこの二つのトンネルの中間に移される予定とのことで、高速道路から洞爺湖温泉へのアクセスも改善されることでしょう。インフラ整備は地道なところで行われているのです。

 インフラというのはほんの少し前を知っているものにとってはあるのとないのとの差がよくわかるのですが、ひとたびできあがってしまうとそこにあるのが当たり前に思われがちです。

 それは後世をより良い時代にしようという人間の営みの結晶です。宮本常一先生の言葉を借りれば「尊い営み」ということになるのでしょうけれど。
 美しい日本を支えている努力と叡知のかけらを見せてもらいました。 

  *    *    *    *    *

 墓参りのあとは、羊蹄山から湧き出る水を汲みに行きました。羊蹄山のわき水は京極町が有名ですが、坂を下りるのがなかなか大変なので最近は真狩村にある水汲み場を利用しています。こちらのほうが駐車場の近くでくめるので便利なのです。

  

  

 羊蹄山も今日はくっきり見えたのですが、写真を撮って改めてみると風景を電線が邪魔しています。景観のポイントとなる地点から少しずつでも、電線の姿を消してゆくことは次の時代へのわれわれの責任ではないかとつくづく思いました。

 美しい日本はどこへゆくのでしょうか。
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