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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

親がおごってくれると言ったら

2007-06-05 23:01:07 | Weblog
 今日も穏やかな一日。気温があまり上がらずに、クールビズでは少し涼しいくらい。職場のエアコンが効きすぎているのはなんとかならないかな。

 
 「泣ける2ちゃんねる」を読んでいて思い出した話を一つ。

 私は高校を北海道の旭川で入ったのですが、高校2年生のときに父親の転勤で、家族は稚内へ引っ越していきました。

 まだ単身赴任というのが当たり前出はなかった頃の話。「お前はどうする?」と訊かれたものの、高校を簡単に変えるつもりもなかったので「このまま残りたいよ」と応え、高校2年生から一人で下宿をすることになったのでした。

 あれは確か秋頃だったけれど、父が旭川に出張で来るという連絡がありました。

 土曜の昼くらいに久しぶりにお互いに会って、なんとはない話をしたあと
父が「寿司でも食べに行くか」と誘ってくれました。

 離れて暮らしている息子が不憫だったのかな。今自分も子供を二人育てていてそんな気持ちが分かるような気がする。

 でもその時の若い自分は思わず「いいよ、それよりその分小遣いをちょうだい」と言っていました。

 父は「そうか」と言って苦笑いしながら五千円札を渡してくれました。

「さんきゅー」
「うん、じゃあな」そう言って父は小さな背中を丸めて駅へと向かいました。
 今でもその姿をなぜか覚えている。

 (どうしてあのとき一緒に寿司を食べに行かなかったのかな)今ならそう思う。下宿の電話では気楽に連絡も取れない頃のはなし。きっと息子から話を聞きたかったのかな。

 でもそんな思い出があるから子育てを頑張ろうと思うのかも知れない。

    ※    ※    ※    ※

 今週末に娘が東京へ来て、一晩泊めて欲しいという。
「晩飯はどうする」
「いいよ泊めてくれるだけで」どうやら友達と食べてから来るらしい。
  
 その話をしていて思い出した昔の話。今度帰省したら親父にそのときのことを覚えているかと訊いてみよう。なんていうかな。

 2チャンネル風に言うと、「おい、おまいら!親がおごってやるってときはおごってもらっておけ!」ってとこかな。ははは

コメント (4)
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