北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

熱い冬

2005-12-27 23:08:16 | Weblog
 今日も札幌は約20センチの雪。苫小牧へ出張なのに高速道路が通行止めで大変でした。

 今日は
■雪氷輸送の実験開始 です

【雪氷輸送の実験開始】
 今日は朝から苫小牧市の苫東へ向かう。我が課で今年一番のプロジェクトである「雪氷輸送物流システム」の実験がいよいよ始まるのだ。

 このプロジェクトは、苫小牧の冬に氷を大量につくっておいてこれを春先以降に、何も荷物がないトラックに乗せて東京に送り込む事で冷房に使おうというものである。

 今年になってから始めた検討調査では、いままでやったこともないような挑戦に、コンサルタントや大学の先生が集まって知恵を絞り続けてここまで来たのだ。

 氷も単純につくってそのまま置いておくのでは当然すぐに融けてしまう。これができるだけ融けないようにするために一番の方法は、大きな氷をつくる事だということがわかった。

 そこで地上に一片が32mで高さ2mという大きなプールを土でつくることにしたのだが、それがやっと完成して昨日から水を入れ始めたのである。

 それを知った一部マスコミから取材の申し込みがあったのことから、どうせならマスコミ各社にこの機会に現地レクをしようということになり、私も含めた担当者が向かったのである。

 札幌は雪で大渋滞だったが、現地苫小牧は晴れて風も少なく絶好の取材、ロケ日より。マスコミもテレビが3社、新聞社が5社ほどきてくれて、プロジェクトの概要から今回の実験の様子を説明し、熱心に聞いてくださった。

 今日から氷は一日に水を10センチずつはる事にして、少しずつ氷を厚くし、最後には2mまでにする予定である。

 北海道の冬は雪や氷に悩まされてきたのだが、これが冷たいというエネルギーだとして、道外に売れてお金になるようになれば面白い事だ。

 こういう大胆な発想が時として時代のブレイクスルーになるきっかけになるのかもしれない。今年の冬は寒いけど熱いぜ。 


 
コメント (2)
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