駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

中山七里『さよならドビュッシー』(宝島社文庫)

2011年03月21日 | 乱読記/書名な行
 ピアニストを目指す16歳の遥は、祖父と従妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール目指してレッスンに励む。ところが周囲で不吉な事件が次々と怒り、やがて殺人事件まで…第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。

 音楽スポ根&本格ミステリという感じで、タイトルの意味が最後の最後にわかる、いいどんでん返しで楽しめました。
 逆に言うと、やはりアイディア先行で、ドラマやキャラクターはかなり類型的でしたけれどね。
 解説によれば、続編『おやすみラフマニノフ』はさらに「のだめ」感が強いともいうことで、機会があれば読んでみたいと思います。
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