駒子の備忘録

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貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん 30th ANNIVERSARY DINNER SHOW『SEIZE THE DAY』

2023年04月02日 | 観劇記/タイトルさ行
 第一ホテル東京ラ・ローズ、2023年4月1日13時15分。

 宝塚歌劇団第78期の元トップスター3人により、昨年開催された芸能生活30周年記念ディナーショーの、一年越しの東京再演。

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 今回は2日目のランチ回に行ってきました。また4月1日だったので、またまたアサコのお誕生日をバレバレサプライズでお祝いしました(笑)。
 セットリストやお衣装は前回ママで、前回トークで出た、3人の共通項を探っていたら『ベルばら』があったとあとで気づいた、というところから2曲だけ増えていました。かしちゃんとあさこはアンドレ経験者なので大空さんオスカルに向かって歌うのと(曲名忘れた…どっちがいいか争いはその前の『エリザ』の「ママ鏡」で今回はかしちゃんだった…っけ? 笑いすぎてもう記憶がナイ…※追記。「愛あればこそ」を歌い、ゆひカルはかしドレを選んで今宵一夜ポーズで締め、敗退したアサコは隅に消えたんでした(笑))、かしちゃんオスカルに対してアサコアンドレと、やったことないけどアンドレになった大空さんがバスティーユ前の橋の上で絶命するくだりを披露(笑)。アサコの見事な銃弾貫かれ芸よ…! このときは植田先生に、広い背中を生かした振りをつけてもらったそうです(笑)。かと思えば大空さんは、歴代オスカルはみんな「星が綺麗だ…」のくだりでアンドレと並んで窓越しに夜空を見上げる振りがあるのに、大空さんは肩幅がありすぎてトウコオスカルと並べるには…と判断されたのか、カウチに座ったままに変更された、と(笑)。さらにはかしちゃんは「アンドレは平民だけど、ほら、私って貴族っぽいじゃない? それで植田先生が、アンドレは貴族のジャルジェ家で育ったんだからもう貴族っぽくていいんだ!って…」とか言い出し、もう毎度のことですが抱腹絶倒のトークの乱舞でした。
 最初の曲紹介に関しても、アサコが「ファンシー・ダンス」を選曲したことに対して、代表作ショーは『アパショ』だと言われることが多いけれど、あれは踊りが少なくて個人的にはもの足りなかったから、『ファンシー・ダンス』の方が好きだったのだ、みたいなことを語ると、大空さんがすぐさま、「私、博多でそのあと『アパショ』やったけど、踊りが多すぎて死ぬかと思ったよ…」と言って客席爆笑。さらには場面内で死ぬことがよくよく多くて、このときも新設された場面が兵士の役で死んで終わった、とか。かしちゃんは二番手時代にショーのセンターをもらう場面はことごとく○○の王子、とかプリンス、みたいな役名で、やたらターバン巻いてた…とかとか。ホントおもしろすぎました。そしてあいかわらず仲良しで、テンポ良くわあわあしゃべり、しかし歌はちゃんとスイッチ入れてバリッと歌ってくれるのでした。大空さんの「『NICE GUY』は私のためのショーだと言ってもらっていたけれど、その後再演されて、別に誰でもいいんだなってなって…」ネタもまた出ました(笑)。でもかしちゃんもアサコもこの歌のコーラスが一番楽しいんだそうで、やはり男役スイッチが入りやすい振りなのかもしれません。
 あとは、初日をミホコやスミカが観たそうで、スミカが3人に感想の手紙をくれたようなんだけど、それがかしちゃんは喩えると二十歳とかでは似合わない真紅のルビーで、アサコは母性あふれる猛々しい雌ライオンで、大空さんはしめ縄巻かれた巨大な神木なんだそうです(笑)。さすがのセンスよスミカ…その後は初舞台生時の話題とかが出るたびに「新芽の気持ちになって」とか言ってまたわちゃわちゃしていました(笑)。
『飛鳥/絢爛』の役替わりが本当に大変だったこと、サエちゃんにたくさん迷惑をかけただろうことも語っていました。サエちゃんはこの回に来ていた模様。
 最後のご挨拶では珍しくアサコがちょっと声を震わせていましたが、この一年もまたいろいろあったし、ちょうど一年後に3人のスケジュールが上手く合って再演できるなんて本当に奇跡的なことですよね。観させていただくこちらとしても本当にありがたいご縁です。前回は横長の会場で最後列どセンターテーブルでしたが、今回は縦長の会場で端ながら最前列テーブルをいただいたのもありがたかったです。会にはいつも本当にお世話になっています、また更新しますね…
 食事中はアクリルパーテーションあり、料理はまだ二品ずつ一枚の皿に出てくる簡易コースでしたが、ギャルソンの人手はあってドリンクがさっさと頼めて、快適でした。
 現役さんも、入り出はまだ難しくてもお茶会は復活するといいのになあ、と思います。引き続き気をつけつつ、こうしたイベントも楽しんでいく日々を過ごしたいものです。











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