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今夜は、故郷にいる

(新しい豊岡駅、一部完成)

今朝、電車で故郷に向った。年に2度位、101歳になるお袋に会うための帰郷であった。伊勢の長兄と京都で合流して、豊岡の駅に着いた。雪は途中にはほとんど無かったが、豊岡盆地に入ると、日陰や雪かきで積み上げた場所にまだ残っていた。豊岡駅舎は現在改装中であった。陸橋を渡り、エレベーターが出来ていたので、それに乗って降りた。今まであった駅舎は工事中で、改札口が見当たらない。そこにいた駅員に聞くと、改札は2階だという。同じエレベーターで戻ると、すぐ目の前に改札があった。改札を抜けて階段を降りようとするところへ、階段を登ってくる出迎えの次兄に会った。

お袋は寝ていることが多いが、最近は食も進み元気な様子である。意識はまだらで、どこまで判ってくれたか不明であるが、皆んなが会いに来てくれるので元気を出さねばならないと、すこぶるまともなことも言う。久しぶりに男兄弟3人がそろって、出てくる話は子供の話題である。長兄は名古屋のローカルニュースに出演した、鍵製造会社に勤めている次男の録画を見せてくれた。

食事のあと、今日は昼寝の時間がなかったから、少し横になった。兄二人は親父の8人兄弟の思い出を延々と話しているようであった。兄たちとは少し年が離れた自分には耳新しい話ではあったが、いつの間にかうたた寝してしまった。

午後11時を回って、茶の間でブログを書く自分を残して、皆んな休んでしまった。壁時計が秒を刻む音だけが聞こえる。隣のお袋も休んでいて、静かである。

昼間、豊岡市の広報を懐かしく見ていた。表紙に特急「こうのとり」の最前部の写真が出ていた。玄武岩の玄さん(豊岡市のマスコット-ちょっと怖い)が一日駅長になって、一緒に写っている。この3月のダイヤ改正で、大阪発福知山線経由の城崎行、今までの「北近畿」が新車両になって、「こうのとり」という愛称に改名された。この1月22日に打上げ成功した、日本の国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」に続いて、わが故郷に新しい名物が出来た。こうのとりを中心に町造りを進める豊岡市では、次々にアイデアが実現されていく。

さらに広報を見ていくと、図書館では古文書講座が初級と中級、それぞれ月一回、開催されているのを見つけた。どんな古文書を教材に進められているのであろうか。受講できるわけではないが、大変興味深く思った。

豊岡市の現在の人口は、88,828人、男性42,516人、女性46,312人、世帯数32,347人である。10万人にはまだかなり足らない。静岡の島田市、掛川市いずれも10万人を越えている。市の鳥「こうのとり」、市の両生類「オオサンショウウオ」、市の石「玄武岩」、市の木「やなぎ」、市の花「チューリップ」、市の魚介「カニ」とあったが、カテゴリーの決め方がかなり強引である。
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