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2月23日は富士山の日というが?

(大代川も光の春を迎え、桜が咲くまであと一月)

めっきり暖かくなって、日が長くなって、大代川の川面に弾ける光はもう春である。気温も随分暖かくなった。一昨日からスギが一斉に開花したのであろうか、花粉が全開で、花粉予報は前日まで「少ない」の表示が、一足飛びに「非常に多い」となった。ベニフウキをこの10日ほど朝夕2杯飲み続けてきたが、さっそく我がセンサーが反応して、月曜日は一日不調だった。飲む量を倍に増やしたら、昨日は症状が消えた。今日も午後ムサシを散歩させてきたが、症状は出なかった。花粉の多いときは飲む量を増やせば良いと、今回知った。いよいよスギ花粉との戦闘が開始された。あと2ヶ月の闘いである。

靜岡県では今日2月23日は「富士山の日」である。各地で色々なイベントが計画されている。川勝知事が鳴り物入りで始めたことだが、県民はもう一つ醒めている。学校や企業をすべて休みにして運動を盛り上げようとしたが、企業は休みにならず、親が休みでなければ学校も休めないと、休みになったのは県立高校位で、小中学校は東部の幾つかの町が休みにしたくらいであった。周辺各県で盛り上げて、富士山を世界文化遺産に登録することが目標である。しかし富士山周辺はずいぶん開発が進んで、いまさら世界遺産登録には、なかなか難しいのではないだろうか。

本当に世界遺産にしたいなら、美化のために、個人や会社の権利を制限して、美化を妨げている施設を排除するぐらいの覚悟が必要だと思う。富士山周辺を巡ると、バブル期などに出来た施設で、今や美化を害するだけの施設が醜怪な姿を晒している。しかし、それが個人のものである限り、行政が手を出すことは出来ない。条例を作ってそれらを排除して、自然に戻すような事業まで考えることが出来れば、世界遺産に登録も夢ではなくなるだろう。

もう一つは、このところずいぶん増加している富士登山の受け入れ体制である。各合目の小屋の質の悪さは評判である。どういう権利関係があって小屋掛けをしているのか、知らないけれども、一夏で一年分の稼ぎを上げようとする商売人ばかりで、日本アルプスの小屋のように、山を愛する人たちが経営しているようには見えない。せめて上下水は各小屋が共同で施設を作り、パイプを下界まで敷設して、上げ下げする位のことを、行政が音頭をとってやるべきであろう。

30万人の登山者が登るには、余りにも施設がお粗末である。自分も過去に4度登って、小屋の宿泊も経験した。世界から登山客を迎えるには余りにお粗末である。

富士山の観光で飯を食っている人たちが、意外と「富士山の日」の活動に冷淡であるのは、上記のように、行政が観光業のやり方に口を出して来るのではないかと、警戒しているからだと聞いた。
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