goo

「駿河安蘇備 上」を読む 130

静居寺のアメリカシャクナゲ
ボタンは見損なったが、境内で珍しい花を見付けた

「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

道中記 水出ようによりて、渡し場の出口変わるなり。この河、
北より南へ流る。東風に水勝り、西風に水落つるなり。
 千頭山々林より伐り出す。諸材をこの河に流し、木屋川
に入りて田尻に至りて、これより諸国に運送す。
一里塚 同駅七丁目にあり。
鍛冶某
(なにがし) こは島田義助の末葉なり。義助は、正安年中、
島田に居す。鎌倉五郎入道正宗の門に入りて、六代義助
台命により、御道具を鍛煉す。よりて諸税免除なり。いま
※ 台命(たいめい)➜ 将軍または三公・皇族などの命令。転じて、貴人の命令。
は農具鍛治なり。
宗長法師 こは四代義助の二男なり。
森平氏 向谷住す、旧家なり。先祖、森平加兵衛尉、元武田
家の臣なり。難波御陣に出戦して後、ここに蟄居す。
天文、天正の古書を蔵す。
(つづく)

読書:「血路 鬼役 十」 坂岡真 著
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「駿河安蘇備... 「駿河安蘇備... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。