ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

灼熱の地獄だ!炭を焼いて生かす。

2016年08月10日 15時40分49秒 | お茶作り
どうも。こんにちわ。

暑さが厳しい日が続きますがいかがおすごしでしょうか?

そういえば・・・8月の21日に島田でイベントがあります。僕も竹内園で参加します。ぜひ近くの方にはお出掛けいただきたく思います。基本は無料の試飲と販売ですが、雰囲気ある建物の中で各農園主とお茶カフェ気分も味わっていただけます。(その場合100円程度のサービス料をいただきます。)寒いギャグで涼を味わっていただけたら幸いです(笑)。









さてさて、少し前になりますが、無煙炭化器という、便利グッズを利用し、雑木などの枝を炭にと焼いていました。あえて暑さに身を置く、ストイックなマゾヒストなわけでもないんですが…灼熱の炎に身を焦がしておりました。




↑ステンレス製の板のわっかの中で木の枝などを燃やしていきます。かなりの熱があります。普通、木は燃えると灰になりますが、炭化器で焼くと燃え切らず炭で堆積していきます。


↑このくらいでいいかな?全体が炭になったころ水をかけて火を消します。


↑冷めるとこんな具合。


↑この炭は燃料には向きませんが、土壌改良など土づくりにはいい効果がありそうです。排水性の改善や菌類の住みかとなればと思います。


↑焼ける量はそう多くはありませんが、コツコツと手づくりぼかし肥料に混ぜ込み畑に施します。ぼかし肥料は、魚粕、菜種粕、米ぬか、近くの養鶏場の鶏糞などを利用して作っています。


炭の効果はあるのか?…焼畑農業というと砂漠化を招く悪いイメージがあるかと思いますが、本来は森林を焼いては作物を数年作り、数十年で森に戻し、また焼いて作物を作るという無理のないサイクルで行う日本でも古来から行われている農業です。豊かな土づくりに炭や灰が関係しているんだと思います。そういったことを期待しつつ、炭を利用していけたらと思っています。