ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

南高梅

2010年06月18日 23時16分56秒 | ぐるめ
こんにちは。
先日、梅の実をスーパーで買ったのですが・・・やはり、品種の梅であること。専門の農家の方が作られたものである。ということで、いい梅ですね。
ただ、一粒一粒が大きいので、梅干が気軽に食べられそうにありません(笑)。

巷で見掛ける“南高梅”って梅の品種であることをご存知の方も多いと思います。お米ならコシヒカリ。お茶ならヤブキタ。イロイロな作物には優秀な品種というものがあるものです。でも、しばしば、産地名と誤解されることもあるんです。『ヤブキタってどの辺??』だとか・・・。

あいまいな記憶ですが、南高梅というものは生産者が発見した品種だったと思います。
いい品種があれば、その品種を挿し木や接木で増やす。そして、栽培が始まった当初は、その頃の主流は緑色の青梅であり、赤く色づく南高梅は市場では嫌われたようです。

しかし、柔らかく厚い果肉。種離れのよさ。などで・・・今の梅干の主流の品種ではないでしょうか?



↑なんだか、爽やかな甘酸っぱい匂いを放ちます。


↑梅干にする場合、枝のついていたヘタのポッチを針や楊枝を用いて取ります。


↑このように、気持ちよく取れると、良いのですが・・・。


↑ポッチが取れたら1,2時間、水につけてあく抜き。ポッチの取れた部分からあくが出るようです。この後、水気を切り⇒塩漬け。

※人に教える立場ではない僕が・・・偉そうにm(_ _)m・・・雑誌や、テレビ等で学ばせてもらっています。

余談ではありますが・・・お茶も、昔、杉山彦三郎さんという方が、自分の土地で品種の選抜をして“ヤブキタ”という品種を発見したのです。藪の北の畑から発見したからヤブキタだそうです。そして、いまでは日本中の茶畑の大半にヤブキタという品種が植えられています。昨今は、“ヤブキタ一辺倒ではダメだ”といいますが、とても良い品種であることは間違いありません。

宮崎県での、口蹄疫でも“種牛”の存在が、どれだけ良質な肉、効率的な生産に関わるのか・・・知り、考えさせられました。これもまた、長い歳月を掛けたその土地、土地の先人の努力なんですね。

安定して美味しいものをとるということに、たくさんの人の夢とロマンが詰まっているんですね。

文がめちゃくちゃですみません。
では、おやすみなさいzzzZZZ