わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

一ヶ月遅れの名月

2013年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Moon_9633ab

中秋の名月は9月にあった。そのときも写真を撮って見たのだが、余りきれいに撮れていなかった。カメラはCANON EOS5D Mark2だから悪くはない。レンズも白レンズ。1.4倍のテレコンバーター(だったかな)を付けても280mmなので、それほど大きくは撮れないだろうと考えていたが、拡大すればそれなりに見えるとも思っていた。

だが、その期待は大きく外れてさっぱりだった。ざんねん。(下の写真)

で、ほぼ一ヶ月後の昨日17日に満月になったので再挑戦。今度はEOS40D+300mmを使った。35mm換算で480mmだから、前よりは大きく写るはず。それが上の写真だ。

SS1/1600 F8 ISO800ので挑戦。もっとも、設定を変えて数枚撮ったうちのよく見えるのをトリミングしたが、ま、こんなものだろう。

で、前回撮った9月の中秋の名月が下の写真だが、これを見るとおそまつだ。

カメラやレンズは立派なものだが、いかんせん280mmなのでこんなものしか撮れなかったと言うこと。風景や人物など、一般的なものであれば自慢できる機材でも、とても天体を撮るには役不足であり、いささか情けない格好になってしまったという実例でした。

EOS5D Mark2+EF200mm+1.4倍のテレコンバーター

Img_3285a

結果的にはEOS40Dの大勝利。いずれも等倍であり、これより大きくはならない。

おそまつ。


狸 その5

2013年10月18日 | 能面

Img_9621small

さて、狸だが、毎日作業を続けていたところ、こんな状態になっていた。前回の写真からは口の部分(というよりはあご部分)を切り離す作業に重点を置いて、何日かをかけていたというところなのだ。

これは、口元からあご部分をのこぎりで一気に切ればよいと言うわけではなく、舌の部分が上あごにくっついていたので、それを上手に切り離すところが難しいのだ。そのためには、裏側から鼻先や舌へ向けて充分深く彫って、しかも前歯の部分を先に彫り、前歯と舌先に空間を作った後に口元部分(あごの部分)からのこぎりを入れ、恐る恐る切り込みを入れつつ、分離させるという手法を使った。

結果、うまい具合に二つに離れたのだが、予想外のところから割れてしまったという落ちも付いた。舌先が短めに割れたのだ。これはやむを得ない。この部分は、例の補修材を使って埋め込むという手段を使いつつ、なんとか形を整えるという補修作業を終えたという具合。

Img_9640aasmall


その後を、これまた数日をかけてサンドペーパーをかけ、目に穴を開けたり歯をきちんと彫ってきれいにしたのが上の写真だ。こうしてみれば、ほとんど素彫りが終わった状態。このまま彩色を始めても良いぐらいなので、取りあえずは素彫りが終わったと言えよう。ただ、彩色はまだ始めない。この後は、狸を放置して教室の課題でもある中将を進めていくことになる。

いずれにしても、「中将」もほぼ素彫りが終わっているので、ちょっと手直しをしながら、空いた時間に「武悪」を彫っていけば、遅くても11月初めには3個の素彫りが完成すると思う。彩色はそのあとを予定しているので、ま、来月の楽しみになるのかな?

と言うあたりで、休憩だ。