わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

武悪 その2

2013年10月11日 | 能面

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だいぶ進んだ姿だ。だいぶ放置していたが、狸や中将の作業がちょっと休みになったときに武悪の作業を進めていた。このぐらいなら粗彫りも終わったと言えるし、形もほぼ出来上がっている。細かいところはまだにしても、ここまで進めば後は楽で、もう少し進めたら仕上げ彫りの段階まで進むと思う。

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3面の同時彫りの姿だ。それぞれが順調に進んでいることから、毎日の作業予定がそれなりに消化している事が分かる。

中将は来週の能面教室で、口の造作と目の部分を彫ることになる。そうすれば素彫りが終わるので、その後は細かい修正をすれば完成だ。武悪はこの段階で、すこし置いておく。で、狸を中心に作業は進んでいくことになるが、それでも今月中には3個とも素彫りが終わるかも知れない。

11月から能面塾の次の課題である「猿」に取りかかると言う話を先生に話してきた。従って、それも含めて今月中には彫る作業を終えて、うまくいけば彩色に取りかかり、3面を完成させたいと思うが、さて、そううまく進むのかな?うーん、実際はどうなるのかね?

ま、いいか。


狸 その4

2013年10月11日 | 能面

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見た目は余り進んでいないようにも見える。それもその通りで、16日に能面塾での先生からの指摘部分や、同僚が彫っている狸の進み具合を見たりした結果、作業を開始している状態だから、実際は前回より2日ほどしか作業時間が進んでいないのだ。

塾での感じでは、同僚の作業進捗は進んでいたものの、その出来具合は私が納得するほどではなかった。本音を言えば、余り上手ではなかったと言うこと。また、先生の指摘もカラーコピーを見ての手直しをちょっと言っただけで、私が考えていたことと同じ程度だ。

結局は、先生も実際に狸を彫ったわけではないから、適切な指導は出来ないと言うことだろう。それは初めから分かっていたことだが、それでも一応は先生の意見を参考にしたから、今後の作業はどんどん進むことになる。

この狸は、裏彫りがちょっとやっかいだ。鼻の部分が大きく出っ張っているから、その分かなり深く彫り込まなければならない。さらに、鼻の部分と口の部分が切り離されることになるから、そのあたりの造作も注意しつつ、失敗しないように作業を進めなければならないのだ。

ということで、まだまだ中彫り段階であるものの、手間ばかりかかる狸は、実にやっかいなお面と言うことだろう。もっとも、今後は「狐」にも挑戦するのだが、こっちは狸を上回る長い鼻先だから、一段とめんどくさい作業が予想されるけどね。