しばらくぶりの書き込みである。前回が6日だからもう3週間にもなる。その間何をやっていたかと言っても、特段の変わったことはなく、別に忙しいこともなかった。ただ、能面は急いでもしょうがないので、思い出したようにいじっていた。
21日が教室の日であり、写真程度の出来具合のまま持って行って、他の生徒を見比べてみた。ところが私のものが一番進んでいた。他の生徒の進捗状況を見たら、まだ2~3回程度しか作業をしていないような状態で、とても比べる段階ではない。前回の写真の2枚目はおろか1枚目まで行っていない生徒もいた。そんな状態だから早く進んでもしょうがないのである。
本当は5月7日も教室の日だったのだが、連休の後だから公民館は休み。だからといって教室がある日だけを目指して作業をしていれば、当然作業の進み具合は遅れるから、他の生徒ももっと気合いを入れて進めて欲しいのだが、そうもいかないのかな?
右側は、前の先生が教えていた時期に作った「乙」だ。今回のものと並べてみたが、同じ型紙から作っている。よく見ると若干表情が違うことが分かる。
笑った表情で口元が開いているのと、笑ってはいるが舌を出しているような表情のものだ。どちらが本当かと言えば、どちらも本当。型紙と完成品が違うのだ。前回は完成品を参考に作ったが、今回のは型紙を再現したのだ。したがって、両方とも同じ参考書の作業工程を見ながら作り出した面なのである。
細かいところはまだ終わっていないが、これでほぼ完成した姿だ。あとは二重まぶたにしたり歯の細かい造作をすれば、素彫りは出来上がりで、その後に彩色が続く。次の教室が6月4日だから、そこで素彫りを終えて、ついでになくなった岩絵の具を注文し、それが手に入った時点で勝手に彩色を始める予定である。
何と言っても出来上がり予定が7月なのだから、まだまだ先がありすぎるので、その間に別の面を作っても良いのだが、最近は執着心が欠落してきて「まあいいか」などと別なことに時間を費やしている。
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