わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

東寺の話

2007年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog034 週刊誌の表紙である。表題には「東寺」と書いてある。これは今、発売されているもので、日本の有名なお寺が紹介されている。今回は第3回配本で、京都市内にある「東寺」だ。第1回が「法隆寺」、第2回が「東大寺」だった。「法隆寺」も「東大寺」も見学している。もちろん「東寺」も見学している。

東寺を見たのはずいぶんと前だ。1992年、平成4年10月10日に見ていた。当時、奈良の学校にいて、ちょうど体育の日だったから、学校が休みだった。思いついて京都に出かけたときに見た・・・と、数日前にデータ復旧を試みた、あの「日記」に書いたあった。それを紹介しよう。

10月10日(土) はれ
 体育の日。良く晴れている。9時頃から部屋替えの前の部屋の清掃を少しやり、陽気に釣られて外出する事にした。行き先は昨日決めていた京都である。
 西大寺から近鉄の普通電車で出発した。特急もあるが、晴れた京都の景色を眺めて行こうと考え、普通にした。意外と時間がかかる。1時間も過ぎた頃(特急だと35分)、窓の外に突然五重の塔が見えたので、あわてて降りた。「とうじ」と書いた駅だ。あとで分かったのだが、京都駅の一つ手前の駅で「東寺」という寺のある駅だった。

 歩いて10分位の九条通りに「東寺」があった。南大門を入る。だいぶ古い建物だ。右手に五重の塔、正面に金堂、その奥に講堂があり、いずれも柵で囲まれて中にはいるためには金800円が必要だ。さて、金800円也を払い、まず講堂に入る。入って驚いた。朱の色も鮮やかな500年前の建物の中にところせましと聞いた事のある仏像がいっぱい居るではないか。「多聞天」「梵天」「持国天」「「広目天」「帝釈天」「増長天」その他14体の仏像、そしてひときわ大きな「大日如来」が鎮座していた。そのほとんどが平安時代の作と言われている国宝であった。奈良市の寺を見てもあれほどたくさんの仏像が並んでいるところはない。おそらく日本一でないか?

 次は金堂である。桃山時代に再建され、南大門の正面にある重層の入母屋造でこれも大きい。
 薄暗い堂の中には、台座の周囲に十二神将が配された3m近い「薬師如来」を中心に「日光菩薩」「月光菩薩」(薬師三尊)が安置されていた。ちょうどお昼で南から差していた日光に薬師如来が金色に光かがやき、なんとも言えない荘厳な雰囲気であった。合掌。

  さて五重の塔である。興福寺の五重の塔も見上げるほどの大きさだったが、ここのはなんと高さ57mもあり、現存する日本古塔では一番高い塔だ。350年程前の江戸時代の再建である。ためいきが出た。ほー。へえー。はー。

この後の文章は、京都について書いてあるから、今回のお寺とは直接関係はないので、削除する。この全国のお寺を紹介した週刊誌を買って読んでいたら、無性に当時の事が思い出されて、「あの時は確か日記を書いていたはずだ」ということになり、慌ててデータの復元を試みたというわけである。

実は数年前にも似たようなお寺を紹介する本が出ていた。私はそれも毎回購入していたのだが、そのときはまだそんな(日記復元の)気も起こらなかったのだ。しかし、今回はなぜか、その気になった。なぜだろう。いよいよアレが近くなってきたかな?

日記は、あまり詳しく書いていないものの、大変感動した様子が見て取れる。どうもその頃から私はお寺が好きになったようだ。

10月10日に書かれている日記の続きには、金閣寺や東本願寺など、更に京都の他のお寺についても記されているので、機会があったら紹介したい。もちろん奈良のお寺も紹介できれば良いと思う。この時期には、なんと次の観光名所を見学していた。

 奈良  1  東大寺、2月堂、3月堂
      2 新薬師寺
      3 春日大社
      4  興福寺
      5 奈良公園
      6  奈良国立博物館
      7  薬師寺
      8 唐招堤寺
      9  西大寺
     10 法隆寺
 京都 11 金閣寺
     12 西本願寺
     13 東本願寺
     14 清水寺
     15 三十三間堂
     16 平安神宮
     17 東寺

     18 知恩院
     19 二条城

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PC9821 NX C7 その3

2007年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

第三弾である。結果的にファイルの転送は成功した。ただ、大変苦労したのも事実であり、古いDOS環境での作業がいかに大変かを思い返したところである。

PC9821NX C7とDOS/V機同士がフロッピーディスクを共有できない時に、どうすればファイルの共有が出来るかあれこれ考えて、RS323Cを利用すれば良いと言う答えは、間違っていない。しからば、RS232Cを利用するために必要なドライバをいかにして双方のパソコンに導入したらよいのかと、ぼけてきた脳みそを使ったところ、CD-ROMがあった。

PC9821NX C7には幸いなことにCD-ROMが付いていた。読み込み専用ではあるが故障していない。これを使えばファイルを読める・・・と、2日前に思いついたのだ。で、DOS/V機に付いているCD-RWを使って、インターネットから落とした「RDISK」を解凍し、CD-Rに書き込み、PC9821NX C7のCD-ROMドライブに読み込ませたところ、ちゃんと読み込んだ。これが昨日の話。

PC9821NX C7のHDDに「RDISK」のファイル群を書き込んで、そこからNEC用のドライバを起動してみると、うまく動いているように見えたので、第一段階はOKだ。

次はDOS/V機のほうである。同じファイルを1.44Mbでフォーマットしたフローッピーに書き込んでFDから起動すると、昔のDOSが画面に出る。バージョンは分からない。説明書を読みながら必要なドライバーを起動したら、「DOSバージョンが違う」とエラーが出て止まってしまった。これは何か?

DOS/V機でフォーマットしたフローッピーは、Windsows98のユーテリィティーから実行したものだ。従ってDOSのバージョンが新しくなっている。「RDISK」のファイル群は、もっと古いMS-DOSを利用して作られたようで、それが原因で上記のエラーが発生したと考えられた。

MS-DOSはバージョンが3.1、3.3、5、6.3などあり、おおむね互換性があるらしいものの、ファイルによっては同じバージョンを使わなければ起動しないものもある。私が保有しているMS-DOSはNECパソコン用の5インチFDだが、これは使えない。うーむこれは困った。

数十枚もある(遺物のような)フローッピーを探したら、使えそうなものが出てきた。1993年の日付の付いたMS-DOSだ。これに「RDISK」(1995年のタイムスタンプ)のファイル群をコピーしてDOS/V機で起動し、ファイルを実行したら、すんなりと動作したのだ。

PC9821NX C7とDOS/V機に、必要なファイルが導入されたことで、早速説明書に従い、ケーブルを接続して双方を起動したところ、DOS/V機から、PC9821NX C7のHDDの中身が見えるようになった。RS232Cを利用したケーブル接続が完成したのである。

操作に若干のとまどいがあったものの、PC9821NX C7に一太郎Ver5形式で記録されていた大切な「日記」を、何とかDOS/V機に取り込むことが出来た。やれやれ。

DOS/V機にはWindows 98やXPが入っており、一太郎Ver13も入っている。すぐに読み込んで、Ver13の形式で再保存し、バックアップは完了した。これが昨日の仕事だった。

で、今日は欲を出し、もう一方のファイル転送ソフト「MAXLINK」が使えないか試したが、ファイルはあるものの説明書がないことで、利用方法が分からず止めた。実はこちらの方が、GUIだから簡単で使いやすかったようだったけど、ちょっと残念だ。

Windwos95の頃から、直接にDOS画面でキーボードをたたく事が減っているので、だいぶ忘れていたこともあった。手こずったところも色々あったけど、まあ時間つぶしにもなったし、頭の体操にもなったと思う。ぼけの始まる時期も延びたはずだ。

が、Windpws Xpも終わろうとしているこの時期に、LANも使えないDOSベースのファイル転送を考えること自体が「どっかおかしいんでないかい」と言う人もいると思う。けど、そんなことは私には関係のない事なのだ。

しかし、まあ、今朝は午前3時頃に目が覚めた。なんか疲れたわ。

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PC9821Nx C7 その2

2007年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム

PC9821Nx C7からのデータ救出について、手だてが厳しいことには変わりはない。前回紹介した手順は、一応出来そうに見えるのだが、これも難しい事が分かった。

1項は方法だから、これはあながち間違いではない。問題は2項だ。RS232Cを使った転送用のクロスケーブルは、前にも使ったことがあったので持っている。問題はソフトだ。

調べたところ、RDISKと言うものがあるようだ。転送用のソフトなのだが、DOSベースみたい。これはネットからダウンロードできた。また、MAXLINKという転送用のソフトもあるが、これがPC9821Nx C7のハードディスクと、1.2Mbでフォーマットされたフロッピーに入っている。ここがネックなのだ。

転送用ソフトは、2台のパソコンにインストールしなければならない。ところが、ノートパソコンはFDDが故障しており、1.44Mbでフォーマットされたフローッピーが読み込めない。デスクトップはNECフォーマットの1.2Mbを読めないから、規格の違う2台のパソコンにソフトがインストールできないことが分かった。

結局、PC9821Nx C7のHDDと、フローッピーに入っているMAXLINKは1.2Mbフォーマットだから、デスクトップ機にインストールできないし、デスクトップ機に入れたRDISKは1.44Mbでフォーマットしたフロッピーしか使えないことでPC9821Nx C7にはインストールできない。

双方のパソコンに同じソフトを導入できないのであれば、「RS232Cを使ったデータの転送作業」は頓挫することになる。うーん。なんともしがたいのかねー・・・・

ということで、とりあえずは考えるが、最終的にデータの転送が不可能になる事が予想された。最後の手段は紙に残すことだが、さて、印刷するにも過去のDOSベースのパソコンで、最近のプリンターが動くかという問題が残ることになる。

実際に繋いで試してみるのが一番良い。これは最後の手であるが、ごちゃごちゃ言っているうちにPC9821Nx C7本体が壊れて、大事な「日記」がすべてパーになったりして・・・

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PC9821Nx

2007年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog033これは当時、やっと購入したカラー液晶のノートパソコンだ。名前は「PC9821Nx C7」と言って、Windows 3.1が入っていた。恐らく10年ぐらい前に購入したものだろうが、今でも稼動する。もっとも、Windowsではなく、全くのDOS6.2を入れ直して使っていた。

実はこのHDDの中に、今となっては大変重要なファイルが保存されている。日記だ。それも、以前の仕事で、新しい知識を得るために奈良、名古屋で学んだ時代の日記が記されているのだ。この半年間は我が人生でも重要な転換の時期にあたり、それが毎日書かれている。

「一太郎Ver5」で書かれているこの日記は、今はまだ読むことが出来るのだが、このパソコンが故障したら、まったく読めなくなるし、貴重な時期の記録もなくなってしまう。

HDDとフロッピーディスクに記録されているこのデータを、何とか残したいと考えているのだが、ちょっと困ったことになった。フロッピーディスクが1.2Mbでフォーマットされている。今、私が所有している数台のパソコンはすべて1.44Mbでフォーマットされてたものしか読み込めない。

「PC9821Nx C7」は、1.44Mbでもフォーマット出来るFDドライブが付いている事になっている。が、いろいろ試したのだが、フロッピーをフォーマットしようとすると、エラーが出て、終了しない。また、DOS/V機で1.44Mbでフォーマットしたフロッピーを読み込ませようとすると、エラーが出て読み込まない。どうもFDドライブが故障しているようなのだ。

FDドライブが故障しているのであれば、HDD からデータを救出する方法がある・・と考えて今、試行錯誤をしているところであるが、その道はちょっと険しいようだ。理由は次の通り。

1 パソコン本体のRS232Cを使って、DOS/V(Windows)機にデータを送る。

2 そのために、MAXLINK RDISK RS232Cケーブル等ソフトやケーブルを入手する。

これらが、今の時代に逆行している方法なので、難しいのだ。

つづく。

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飛びもの

2007年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog032飛んでいる白鳥の話をしたので、飛んでいるものをちょっと紹介する。
これは昨年のものだが、こんなものも撮っている。前日はレンズがどうのこうのと言っていたので、70-300mmDOレンズを使った写真だ。
画面が小さいのでよくわからないけど、このレンズはやはり解像度が若干劣るという話をする人が多い。

300mmの部分を使っているのだが、しゃきっと写っていない。もっとも、空を飛んでいる小さいものを撮るものだから、それなりのレンズも必要なのだ。ただ、良い機材を使っていたからと言って、しゃきっと撮れるものではない。撮影の対象物に合った絞り、シャッタースピードや、ぶれない撮り方などあり、それらがうまい具合に揃ったときに雑誌に載っているような良い写真になるらしい。「腕」とか「テクニック」などの部分だから、高い機材を手に入れたからといって、すぐにはできないところが、何とも悩ましいところだ。

ということで、100-400mmの「飛びもの定番ズームレンズ」を買えない私としては、こんなものかな・・・と妥協するしかないのである。


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