わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

黒式尉5 その4

2017年04月02日 | 能面

黒式尉の彩色が3月27日に終わっている。一応はこれで彩色という部分では終わりなのだが、見たとおり「髭」「眉毛」などが出来ていない。本来ならここで気合いを入れて、髭の部分まで作って完成させる必要がある。しかしながら、この部分は若干面倒なので、髭は後回しにして、他の能面「獅子口」と同時に彩色を進める事にした。

今回のブログタイトルは「黒式尉5」だが、まあ、ついでに獅子口の出来具合を紹介して、今年度(28年度としようかな)のけじめを付けようと思う。

上は獅子口の髭部分の浮き彫りが出来上がったところだ。この写真は2月21日だから、12日頃から始まった浮き彫りは一週間以上もかかっていたことになる。そのぐらい手間暇のかかった作業だったが、出来具合はどうでも良いとしても、一応、きちんと終わったという話。実は、その後は黒式尉を彫る作業をメインに行っていたから、獅子口はしばらくはそのまま放置していたという具合。

さて、黒式尉が出来上がった後には獅子口と同時に彩色に入ったから、その部分ををちょっと・・・

上は3月27日の段階だ。髭部分の浮き彫りが終わったのは2月21日あたりだから、おおむね一ヶ月近くも放置した後に彩色に入ったとろこ。これ以降の作業は「裏側の彩色(工芸漆での彩色)と表面の彩色」である。

上の写真の段階までは、彩色開始から数日が経っている。もちろん、裏側の彩色は終わっており、表面の赤い色、金色なども何度かに分けて作業を進めていたところ。

で、最後の黒色を使った彩色が終わったのは3月31日だ。それが下の写真。

これを見ると、目の周りや口の中などにもススを使った陰影を付ける作業を終えており、取りあえずは、自分なりには完成と言っても良いだろう。

本来は獅子口だけならもっと早くに完成していたと思うが、成果発表会の後の「暇つぶし」で彫った黒式尉を含めると、1月6日から作業を始めて、およそ3ヶ月ほどかかって、2個の能面が何とか完成した。うーん、さすがにいささか疲れたかな?

 

さて、今後の活動であるが、来週12日には能面塾の作業日でもあり、その時に材料を買うことにしている。もっとも何を彫るかはまだ決めていないので、取りあえずは材料に見合った能面を彫ることになろう。

4月22日は市民大学趣味講座の開講式があり、29年度もまた能面教室に関わるつもりだ。ということで、今年度もこれまでと同様に能面塾と能面教室の2カ所で、能面を彫る予定。

ちょっと休憩しよう。

 

 

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