河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1561- バルトーク、Vn協2、庄司紗矢香、青ひげ公の城、エリアフ・インバル、都響2013.12.19

2013-12-20 00:56:53 | インポート

2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2013年12月19日(木)7:00pm 東京文化会館
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バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番 18′9′12′
 ヴァイオリン、庄司紗矢香
(encore)
作曲者不詳 ハンガリーの民謡より 2′
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バルトーク 歌劇「青ひげ公の城」 55′
 ユディット、イルディコ・コムロシ(メッゾ)
 青ひげ公、マルクス・アイヒェ(バリトン)
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エリアフ・インバル 指揮
東京都交響楽団
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バルトークの協奏曲は私の力不足で、なにがなんだかさっぱりわかりませんでした。どのような発想で作ったのか、バルトークの思考回路を電流になって垣間見ないことにはまるで分らないといえるであろう。
ひからびた長ネギの輪切りみたいな響きで、好きになるには厳しい。
どなたか、聴き手側へのアドヴァイスとして、民謡なのだよ、みたいな感じで、適切で納得させてくれるような閃きの一語が欲しい。

青ひげはなさそうで割と聴いているかもしれない。ストーリーはシンプルなもので、緊張力を保持しながらどれだけ濃い表現をすることができるか、といったあたりがポイントだろう。
上演スタイルではないため、たとえば、扉を開いていくところの音楽が肩すかし気味にスゥと過ぎ去っていく。ドラマチックではないのだ。音だけだと味気ない。
浮かく考え込まれた曲であればあるほど、補完するものが必要というのは皮肉なものです。
本来の上演を一度でも観ていれば理解度がかなり違うと思う。
映像や光の陰影だけでも有ると無いではだいぶ違う。たとえば第5の扉、広大な領地、イメージだけでもあると音楽とのシナジー効果が出る場面なはずだ。もちろん字幕はどっちの場合も最低限必要なものですね。
音楽の心理描写のために、シーンづくり、シチュエーションが必要なオペラですので是非とも上演してほしいと思います。
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ユディットのコムロシの前には譜面台ありません。自信というよりもこのオペラへの深い共感がものすごく感じられる。おそらく何度歌っても飽きることなく愛しむような、その都度、役に同化していっているのだろう。共感の表現。
一方、青ひげのアイヒェは見た目、インテリモード。毒のエキスが見えない。存在感も今一つか。大胆な悪を見たいような気がします。
インバルの棒はオーケストラの能力に任せている部分も大きいと思います。緊張感に関しては明日に期待。
おわり


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