1977年聴いたコンサートのことを書いてます。
今日はコンサートではなく映画です。
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1977年5月28日(土)15:00
労音会館ホール(国電水道橋)
長編音楽記録映画
フルトヴェングラーと巨匠たち
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日本フルトヴェングラー協会には、この数年前から参加していたのだが、動くフルトヴェングラーを観たのは実はこのときが初めて。だから当時の印象も新鮮。こんな感じ。
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「伝説は本当だった。彼の右手が上から下まで動く時、何回ふるえたか。それを数えることはできなかった。
ふるえながらなめらかに動く右手。そして、それにもまして雄弁な左手。今まで文書でしか知らなかった彼のすべてが一瞬にして解決した。かくして絶対的存在となる。
チェリビダッケの指揮もものすごかった。」
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ちょっと大げさな部分もあるが概ねあっている。今ではDVDで自宅で好きな時に観賞できるわけだが、その昔はそうもいかず、国電水道橋の労音まで足を運んだ。このような催し物的な雰囲気の方が、より鮮明な印象として今でも脳裏に細かく刻みこまれている。
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