河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

729‐ レオニー・リザネック METデビュー25周年=1= 1984.2.26

2008-12-16 23:38:05 | 音楽

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1983-1984シーズン観たオペラ、聴いたコンサートからかいてます。

今日はリザネックのメトデビュー25周年記念演奏会から。

1984226()8:00pm

メトロポリタン・オペラハウス

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レオニー・リザネック

メトロポリタン・オペラハウス

デビュー25周年記念

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ワーグナー/パルジファル第2

クンドリー/レオニー・リザネック

パルジファル/ペーター・ホフマン

クリングゾル/フランツ・マズーラ

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ワーグナー/ワルキューレ第1

ジークリンデ/レオニー・リザネック

ジークムント/ペーター・ホフマン

フンディング/ジョン・マッカーディ

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ジェイムズ・レヴァイン指揮

メトロポリタン・オペラ・オーケストラ

メトロポリタン・オペラ・合唱

今日はリザネックのMETデビュー25周年記念ということで、パルジファル第2幕とワルキューレ第1幕を演奏会形式で行なった。

リザネックはかなりはりきっていて熱演していた。

力まないのはやはりそれなりの経験のたまもの。特にパルジファルのクンドリーは素晴らしく、ドイツ語特有のヴァウエルの響きが安定感を伴い素晴らしい絶唱となっていた。

それに今日はペーター・ホフマンが年下の男の子よろしく実にうまく彼女につきそい歌いあっていて、彼もやはりヨーロッパを感じさせてくれる。

それよりもなによりも、パルジファルの1時間20分とワルキューレの1時間10分程度をほとんど一息のように聴かせてくれるレヴァインの棒が素晴らしい。彼の指揮にはかなり接しているが、よく考えてみるとこうやってステージの上で振るのを見るのはめったにない。

彼は一瞬の停滞もなくただひたすら振り続け、また、いかにもオペラ慣れしているせいか指示それも歌い手に対する指示が非常に的確である。

あの姿を見ていると彼は全てのオペラの全てのパートを全て知り尽くしているように見えてくる。

またこの棒振りを見ているとシンフォニーの1曲や2曲、簡単に指揮してしまうだろうなぁと思ってしまう。スコアをちょっと見ただけで。

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メトロポリタン・オペラ・オーケストラのステージ演奏に接するのはたぶん初めて、配置はオーケストラ・ピットで演奏する時と同じであり、また彼らの姿も休止の人はのんきに構えている。ここらへんもピットと同じ。

弦はやはり素晴らしく、特にワルキューレは弦がホールを揺るがせるほどの熱演。

ただ、金管がちょっと弱いと思う。例えば、これはいつもコンサート演奏会ばかりしているニューヨーク・フィルハーモニックなどとはちょっと比べられないかもしれない。

それにしても、オペラのオーケストラの音はアメリカのシンフォニー・オーケストラの音とこうも違うものなのか。

おわり

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