河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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314- 新国立劇場10周年2007-2008シーズン

2007-06-10 19:19:00 | 音楽

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初台の新国立劇場に今行くと写真のガイドブックがいたるところ山積みされている。

19971010日オープンから今度のシーズンで10周年だそうだ。

写真のガイドブックの中央のようなロゴも決まり、

また劇場の愛称も、

オペラパレス、

と決まったようだ。

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今秋から若杉がオペラ芸術監督になり、演目も10演目発表されている。

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タンホイザー 6

フィガロの結婚 4

カルメン 6

ラ・ボエーム 4

サロメ 4

黒船 3

アイーダ 6

魔弾の射手 5

軍人たち 3

椿姫 5

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詳細はHPをご覧ください。

新国立劇場

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これを全部見たら10個のオペラを観たと、心なしか自慢できるけれども、一つ残念なのは、レパートリー方式でないため(不可能なため?)、日取りが直列であり、また隙間ができてしまうこと。

たとえば、サロメ、を例にとると、

サロメ 2008.2.03

サロメ 2008.2.06

サロメ 2008.2.09

サロメ 2008.2.11

となっていて、これらの日程の間にとりたてて何かオペラがあるわけではない。

つまり、2008.2.03初日の何日か前から、主役クラスが来日し練習を行い、初日のあと、喉の回復をまって2回目の公演2.06をむかえる。といった感じだと思う。

従って内容的にはレヴェルは高い、高品質のものを観れる反面、1シーズン10演目だけか、といった不満もある。

キャッチコピーの、

上質のオペラを納得のプライスで。

というのは正しいと思う。

回数が増えればレヴェル保持できなくなるのはどこの世界でも同じことかも。

ただ、タンホイザーの後半日程とフィガロ前半日程は一部重なっている。

日帰りできないところに住んでいて複数観たいときは、このような日取りだと一泊などで効率よく観れる。

また、オペラだけのことを書いたがバレエとかほかのエンタメもあるのでまるっきり何もやっていないということでは、むろんない。

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それとオペラ芸術監督というのは、どこまで権力を行使出来て、どこまで影響をおよぼすことができるのか知らないが、若杉が芸術監督といいながら、振るのは、山田耕作の黒船とツィンマーマンの軍人たち、の2本だけ。これもどうなんだろう。

N響常任はアシュケナージといいながら、録音以外の演奏会の回数など常任の名に恥じる形骸化された回数だったのをみるにつけ同様で余計な心配をしたくなる。

オペラ専用ホールはいいが、専属オーケストラがいるわけでもなく、専属棒振りがいるわけでもない。10年前と何が変わったのだろうか。

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