河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1524- ミュンフンチュン、フランス放送、藤村美保子、カルメン、ローマ、火の鳥、ラ・ヴァルス2013.10.5

2013-10-05 23:20:43 | インポート

131005_200501

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2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2013年10月5日(土)6:00pm NHKホール
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ベルリオーズ 序曲、ローマの謝肉祭
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ビゼー カルメン組曲
ビゼー カルメン抜粋
 メゾ、藤村実保子
(encore)
サン・サーンス
 サムソンとデリラより、あなたの声に心は開く
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インターミッション
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ストラヴィンスキー 組曲、火の鳥 (1919)
ラヴェル ラ・ヴァルス
(encore)
ラヴェル マ・メール・ロワより終曲(妖精の園)
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ミュン=フン・チュン 指揮
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
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予定されている極上の藤村、サン・サーンスのアンコールをいれても短いプログラムでした。オーケストラはこの日が日本での千秋楽だと思います。この前(2013.9.30)のような破格の素晴らしい演奏からするとちょっと疲れ気味。
プログラムは当初から決まっているとはいえ、ショートピースの寄せ集めのようなものであまり感心できません。今年2013年のNHK音楽祭、全4公演。最初の3公演がヘヴィー級ですごかっただけに尻つぼみ的な印象がぬぐえないのも事実。(2013.9.162013.9.192013.10.2)
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この音楽祭も、横の流れでみたらそれなりのラインナップですが、縦の流れで見れば、来日団体のスポット出演の感をぬぐえず、音楽祭専用の招聘を行ない、内容、回数ともにさらに充実させてもらいたいと思います。
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前半にセットアップされたカルメン、藤村の歌は抜粋のほうだけの短いもの。内容的には、理系のビゼーと言う感じで、ワーグナーの歌曲でも聴いているようなおもむき。非常に精緻にコントロールされておりスコアのオタマが見えるような歌、さらに強弱の出しいれも念入り。これがカルメンかと言われれば、舞台でタイトルロールとして草木たちをなぎ倒せるのか観てからでないと何とも言えません。
アンコールピースは藤村に、よりマッチしてシームレスで精緻で静かな歌が最高でした。
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後半の2曲はミュン=フン・チュンの指揮芸術だけ見てればいい感じ。統率されたアンサンブルの妙、コントロールと開放、オーケストラに、服従させていると感じさせず、自由自在に音楽を造る。一朝一夕で出来たものではなく、長年かけて双方の敬意がそうさせているのだと思う。それに値する力も持ったチームです。
アンサンブル重視だから、曲もボレロではなくラ・ヴァルスになったのだと思う。
おわり


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