河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2722- バッハ、パルティータ1番、ベートーヴェン、ピアノソナタ11番20番21番、今野尚美、2019.8.24

2019-08-24 23:22:39 | リサイタル
2019年8月24日(土) 2pm 汐留ベヒシュタイン サロン・ホール

J.S.バッハ パルティータ第1番変ロ長調BWV825  2-2-1-2-2-1

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調op.22  5-6-2-6

Int

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第20番ト長調op.49-2  3-4

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第21番ハ長調ワルトシュタインop.53  9-3-10

(encore)
2
4

ピアノ、今野尚美


今野さんのこの日のシリーズ名はベトソナ全曲第9回とバッハ鍵盤シリーズ第4回ということでシリーズが連立。バッハが1曲、ベトソナ3曲。まあ、ベトソナお目当てで。

ベトソナ11番は4楽章モードで、第2,3楽章あたりまではそのままシンフォニーにでもなりそう。シンフォニックな魅力に浸れる。後半は徐々にピアニスティック、終楽章はピアノの魅力全開。今野さんのピアノはすごく切れの良いもの、そして左手が温かい。終楽章はピアノ的なやつしがなくて、過度な主張は横に置きベートーヴェンに語らせる。これは気持ちの良いベートーヴェン。

後半20番はさっきの11番をさらに押しすすめたプレイ。ただそもそも最初期の作品で、息抜きの明るさ。

最後のワルトシュタインはドラマよりも進行にウェイト。くさびを打っていくような演奏とはちょいと違うもので、こういう横の流れのワルトシュタイン、気づきの多いものでした。
名曲は多様な解釈をすべて許す、というか、飲み込む。

冒頭に置かれたバッハ、パルティータ1番。ベトソナの間に置いたらどうなっていただろうかという思いが、あとになって湧いてきた。これは聴くほうのわがままで贅沢なものいいだろうねきっと。ちょっともっと真剣に聴くべきでした。バッハの流れに身をゆだねて油断大敵。

今野さんは座ってすぐ弾き始めます。

素敵なリサイタルでした。ありがとうございました。
おわり








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