河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

ホライゾン1984千秋楽 ホライゾン-15- 1984.6.8

2007-01-17 21:31:00 | 音楽

気の遠くなるような10年のように感じた10日間がようやく最終日をむかえた。

締めくくりはこんな感じ。

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198468()

エイヴリー・フィッシャー・ホール

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6:45PM

What’s Score?

Meet the Composers

楽譜ってなに?

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8:00PM

ANTHONY DAVIS/Still Waters

James Newton, flute

Abdul Wadud, cello

Anthony Newton, piano

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HARRISON BIRTWISTLE/

Down by the Greenwood Side’

(ニューヨーク初演)

 Susan Belling, soprano

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PETER SCULTHORPE/Mangrove

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IRWIN BAZELON/Churchill Downs

  Henry Estrin, saxophone

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LARRY NEWLAND, conductor

NEW YORK PHILHARMONIC

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最後の最後で、またわけがわからなくなってしまった。

とりあえず作曲家の名前だけでもカタカナで。

アンソニー・デイヴィス

ハリソン・バートビストゥル

ピーター・スカルソープ

アーヴィン・ベイゼロン

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ラリー・ニューランド指揮

ニューヨーク・フィルハーモニック

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ということで、作曲者の名前が、曲目のように見えてくる。

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聴く方の混乱状態も最高潮をむかえた。

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HORIZONS‘84 は、

ニューヨーク・フィルハーモニック主催によるもので、

1984年当時の現代音楽について、

新ロマン主義、という副題をつけて開催されたイヴェントでした。

20年以上前のイヴェントですが、今となってみればなんだかとても新鮮。

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その後、

活躍が継続しているもの、

消滅したもの、

ゆく川の流れは絶えずあるものの、

決してもとの流れではない。

先に進むしかないのが音楽。

現われては消える陽炎のようなもの。

瞬間芸術であるがゆえ、

それを刻印するのは脳裏、

でも、

それでは、かたておち、

脳裏に刻み、文章に刻む。

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これら現代音楽作曲者たちは、

その瞬間を十分な充実感をもって、

作曲し、

演奏し、

表現した。

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前半が現代音楽。

後半が古典音楽。

というのも演奏会としては納得できるプログラム・ビルディングであるが、現代音楽で固める勇気も必要だ。

同時代の共同体の実感を得るために。

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そういえば、普通の定期でこんなのありました。

勇気のいるプログラムです。

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198610

べリオ作曲

ヴィオラと管弦楽のための

Voci(folk songs )

 (ニューヨーク初演)

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ハイドン作曲交響曲第80

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べリオ作曲2台のピアノのための協奏曲

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アルド・ベニッチ、チェロ

カティア・マリエッラ・ラベック姉妹ピアノ・デュオ

ルチアーノ・べリオ指揮

ニューヨーク・フィルハーモニック

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ラベック姉妹が左右で全身エクスタシー状態で体を震えさせながらピアノを弾いている最中、何人の聴衆が席を立ち、

背をむき、

通路をわざとらしく音を立てながら、

帰って行ったことか。

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曲目の並びが、

ハイドン

べリオ

ハイドン

であれば、聴衆も最後まで我慢できたかもしれない。

おわり

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