今日9月27日(木)は来日しているダニエル・バレンボイム、シュターツカペレ・ベルリンの初日でしたね。
歓送迎会があっていけませんでした。
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明日からのオペラ公演を前に、腕慣らしで今日の公演はこんな感じ。
2007年9月27日(木)7:00pm
サントリーホール
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
ベートーヴェン/交響曲第3番エロイカ
ダニエル・バレンボイム指揮、ピアノ
シュターツカペレ・ベルリン
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初日のプログラムはこんな感じだったようです。
どなたか感想を聞かせてくれるとうれしいですね。
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あと、10月3日、10月12日のオーケストラ公演はゲット済み、3日のシュトラウスのドンキホーテ、ベト5、12日のマラ9、どちらも楽しみですね。
肝心のオペラ公演は、9月28日(金)が初日。ドン・ジョバンニ。引き続き、9月30日、10月2日、6日と4公演ひかえてます。
そして、あと2本、トリスタンとイゾルデ、モーゼとアロン、こちらの方も期待できますね。
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昔、スイトナーのころのシュターツカペレの音というのは、ちょっとメタリックで黒いビロードのじゅうたんを敷きつめたような、何とも言えない、引き締まった、研ぎ澄まされた、それでいて、必ずしも几帳面というわけではなく、素の音。いい味でした。
ちょっと目には、スケールが小さくまとまっているような錯覚に陥るのですが、良く聴くとそんなことはなく、音たちがステージの中心点に向かって集中するような、本当にいい感じのアンサンブルでした。ヴァント指揮するハンブルクもそのようなところがありましたね。
ところで今のシュターツカペレはバレンボイムのもと、絶好調が15年ぐらい続いてるでしょうか。
オペラを振れる指揮者の説得力は何しろすごいものがあるわけだし。
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一番幸せな人は誰か。もちろん、指揮者です。
でも、プレイヤーもみんな満足なんだと思いますよ。ゲルギエフのもとにあるキーロフなんかもそうでしょう。
そして、その次に幸せなのは聴衆です。
1988年から5年連続で振ったリングを現場で見ていた人たちは幸せの極みだったことでしょう。
その後もワーグナーを振り続けているわけですが、今回はトリスタンだけもってきたようです。
ちょっと前になりすが、アバド、ベルリン・フィルのトリスタンはあまりの緊張凝縮音楽に打ちのめされながら、例えば第2幕などあっという間の出来事でしたね。時の短さを恨んだりしたものでした。
バレンボイムのトリスタンはもうすこしドラマがあります。テンポは伸縮自在、ダイナミックレンジもものすごく、それでいて歌い手は歌いやすい。レヴァインの棒も同じで歌い手とオケが同じタイミングで呼吸しているように思えたりします。
とにかく楽しみな一か月が始まりましたね。
おわり
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