夏休み写真集9
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暑い夏ですが、それも8月末頃にはひと段落つくのではないでしょうか。
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夏休み写真集の最後は、
1986年8月30日のリンカーンセンターです。
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リンカンセンターといっても、写っているのは正面右側のエイヴリー・フィッシャー・ホールです。
まだ暑い日射しがあるものの、影の長い風景が一か月後のニューヨーク・フィルハーモニック・オープニング・ナイトがそこに来ているのを感じさせます。
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1986-87シーズンのオープニングは9月16日(火)でした。
ですから、一か月後ではなく半月後にはシーズン開始。
また、長いシーズンに突入していったわけです。
この模様はいつか書くことがあると思います。
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それでは最後の一枚。
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リンカーンセンターに行来きするときのご近所の街並みです。
コロンバス・アヴェニュー(下ると9番街と同じ通り)です。
右側がアッパーです。
61丁目通りと60丁目通りのあたりを撮ってます。
メトでオペラを観た後、リンカンセンターを出て、右に歩きはじめると、それが土曜日だったりすると、終わるのは夜中なわけですから、日曜日のニューヨーク・タイムズ朝刊を道端で買うことができました。
刷りたてホヤホヤですね。厚さ10センチのしろものですから全部は見きれません。
まず、捨てることからはじめます。
行きつけのステーキ屋さんで夜中に、いらない広告、読まないページを捨てることからはじめます。
なんだかんだやっても結局、最初に読むのはコンサート・レビューや音楽記事なわけです。
というよりも、それで終わり。
週末の音楽記事はかなり充実していておもしろい。それに時期をはずさないというか、話題に即時性があり、読み手も今おこりつつあることがすぐに把握できる。
ともすると音楽記事などは、日々の時間の流れとは速度が違うところで動いているように日本では感じられたりすることがあるが、さすがにマンハッタンのニュースペーパーはその意味を感じさせてくるものだ。
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とはいうものの、
読みながら、真夜中の特製ステーキ&シュリンプ・ディナーを自家製特製ワインなどと一緒にむさぼっているわけですから体にも目にも耳にも悪く、新聞なんかすぐに放り出してしまう。
次の日曜の朝ではなく昼にブランチし、そのままチャリでセントラルパークを7周すれば、また翌週のコンサートを毎日聴くための体力が養われるという無限ループだったわけです。
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