河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

903- ハ短調 シュタイン N響 1977.12.8

2009-09-08 21:30:00 | インポート

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1977年聴いたコンサートより

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1977128()6:45pm

NHKホール

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ベートーヴェン/レオノーレ第3

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ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4

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ベートーヴェン/交響曲第5

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(アンコール)

ウェーバー/オイリアンテ 序曲

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ピアノ、ワルター・クリーン

ホルスト・シュタイン指揮 NHK交響楽団

オール・ベートーヴェンを並べることができる指揮者は昔も今もあまりいない。当時の感想はこんな感じ。

ベートーヴェンのハ短調ほど難しい曲は無い。シュトラウスであれだけの底力(前回ブログ参照)を出しておきながら、今日のハ短調はあまりよくなかった。ネックになったのはフルートとクラリネット。(両方ともトップ抜け)

まるで緊張感がなく、ふやけた演奏になってしまった。

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しかし、これでもレベル的にはかなりのものではある。ハ短調は細部まで知りすぎてしまったのだ。

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それにしても、シュタインが指揮台に立っただけで何故あんなに中低音が充実した立派な音楽となるのであろうか。

シュタインが演奏後しきりに団員にお礼をしていたのもよくわかる。

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一番良かったのは協奏曲であった。クリーンの音は軽く明るく細いものであった。よく考えたら4番は力強さは必要ないのである。4番が一番好きだ。

クリーンは流れるというよりは歌うように演奏する。その点、ちょっとN響とかみ合わなかったのが面白かった。つまり、シュタインは流れ、クリーンは歌うのである。明るい清い演奏であった。

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