2014年6月25日(水)7:00pm 東京芸術劇場
.
オネゲル 交響的楽章第1番パシフィック 7′
.
バルトーク ピアノ協奏曲第3番 8′12′7′
ピアノ、ピョートル・アンデルシェフスキ
(encore) バルトーク 3つのハンガリー民謡 3′
バッハ パルティータBWV825より サラバンド 5′
.
ストラヴィンスキー 春の祭典 15′19′
.
ヤクブ・フルシャ 指揮 東京都交響楽団
.
●
まず、前の日サントリーで問題のあった響きの狂いは、この日の芸劇では全くありませんでした。やはり、ホールの問題かと思われます。
.
二日続けて聴くとわかりづらいバルトークも分かるようになる。やはり聴きこまなければならないんでしょう。アンデルシェフスキは音符を自在に操る鍵盤の魔術師、肩の力が抜けたタッチでバルトークの字余り節が自然で滑らかに聴こえてくる。曲の素晴らしさがよくわかった。音楽の内面を見つめた演奏で、私を評価する前に曲の素晴らしさを知ってほしい、そのような演奏放射力があります。自分がどう演奏すれば曲への理解が深まっていくのか、そのようなことを考えているようなピアニストなのでしょう。
.
フルシャは最初のオネゲルでカマーがずり落ちてしまったけれど、かまわず振っていました。内容は前日と同じ雰囲気。
最後のハルサイは、前日に比べて少し間延びしたようなところがありました。別の解釈が必要なのではないかと感じました。
おわり