河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

0027- バボラーク イン 京成臼井

2006-07-26 00:00:18 | 音楽

 


2年前(2004年)、京成臼井までバボラークを聴きに行ってきた。場所は千葉県の佐倉にある音楽ホール。
ここだけのオリジナル企画ということで河童の重い皿をあげて2時間かけてやってきた。
駅前の蕎麦花見屋で腹ごしらえをして歩いて5分ほどで着くホールにむかう。
なんとなく国道のバイパスぞいにあるような風景で、海山もなく平坦な街並みだ。
ホールに着くなり小さいホールながらフライヤーの中身を読んでみるとかなり充実した音楽の町であることがわかる。例えばその前の年はニューヨークフィルのブラスセクションがセミナーをひらいているようだ。
演奏の方はどうだったかというと、まずニューフィル千葉という千葉県で唯一のプロオーケストラが伴奏をした。かなり腕利きが多くなめてはいけないが、見栄えは「ニューフィル千葉・女性オーケストラ」といった感じ。50人ほどのオケであるが弦はほぼ全員女性。2~3人いる男性も女性化している。
別に悪いことではないがオタマジャクシの表面をなでる雰囲気でサラサラした音が古典にはかえってふさわしいといえなくもないが、それにしても音が少し臼井。女性団員が多いからだとは思いたくないが。
いずれにしても彼らの1985年からの歴史に対し、ただの一度のコンサートでどうこういうべきではない。と自分に言い聞かせた。
ホルン曲の間に1曲演奏するわけだが、演奏自体は当たり障りのない非常に良い演奏をしている。

バボラークはその前の来日のおり、渋谷のHMVでサイン会があり河童も200人の行列に潜入した。みてると年寄りに敬意をはらう非常に物腰の柔らかな青年であったと皿が記憶している。
そのときも少し演奏を披露したので聴いている。
あのような場所での音はデッドな響きとなり音色自体はそれほど魅力的ではないと感じたりしたものだが、この佐倉のホールは響きも良く非常に艶やかで滑らかな音色であった。
アレキサンダーを使っているとの事だが、あの音色はデッドな場所だと確かにあまり魅力的ではない。それにしてもテクニックを感じさせないあまりにも見事な演奏にはただ唖然とするばかりである。
6オクターブもありそうな高低の滑らかで見事な表現。フォルテはないが、強音から弱音まで変化しない音色。絶対にありえないミスタッチ。表現の振幅の背後にある確かな技術。
今後永年ベルリン・フィルにとどまるとはなんとなく思えない。
帰りに臼井のお土産でも買おうと思ったが、通勤圏内の近場でありそのようなものはない。駅のマクドナルドでコーヒーを飲んで気を静めてから帰路についた。

全然話しが違うけど、ベルリン・フィルはバボラークとドールが1番だと思うが、4番にいる河童が親近感を持ちたくなる名前サラ・ウィリスさん。映像でたまにみるけど、どこかで前みたことある。
たぶん、バレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場来日公演のとき聴いたような気がする。
前々回来日のときかもしれない。オペラの終了後毎回オケ・メンバーがステージにそろって、いつも一番前に押し出されていたような。
おわり




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