河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1773- モーツァルト・マチネー第20回、ジョナサン・ノット、東響、2015.3.22

2015-03-22 23:11:29 | コンサート・オペラ

2015年3月22日(日) 11:00 -12:15 ミューザ川崎

シュニトケ  モーツァルト・ア・ラ・ハイドン 13′
   ヴァイオリン、グレブ・ニキティン、水谷晃

ハイドン  交響曲第86番ニ長調 9′6′5′7′

モーツァルト  交響曲第31番ニ長調 8′5′4′

ジョナサン・ノット 指揮 東京交響楽団


日曜の朝11時から休憩時間なしのコンサート。午後から横浜でオテロがあるので、それにひっかけて来てみました。日曜も、早起きは三文の徳。

前の週はパルジファル抜粋のクンドリの練習不足など最悪な演奏会でしたが(2015.3.13)、この日は一転、耳からうろこの素晴らしい演奏会で楽しめました。やっぱりソリストの練習半ばの演奏会などというものはやるべきではない、と改めて思いました。

この日の演奏はノットの神経が隅々まで行き届いたもので、朝から非常に引き締まった東響サウンドがすがすがしい。

1曲目のシュニトケはハイドンとモーツァルトに掛けた作品、それで2曲目にハイドンニ長調、3曲目にモーツァルトニ長調、考え抜かれたプログラムビルディングですね。

シュニトケのモツアラハイは、まず照明を落として真っ暗闇の中での開始、黒の中での演奏が2分ほど続き明るくなってくる。そして最後はプレイヤーが抜けていき演奏者4人とノットを残し、再度照明を落として終わる。ハイドン告別モードですね。
と、ここの暗闇で音がまだ鳴っているのに拍手を始めた大ばか者がいて、制御バネも無いらしく拍手をやめない、しょうがないといった感じで明るくなりノットが振り向きおじぎし、とりあえず明るくエンド。
朝から生息する音楽ぶち壊し屋には文化的ショック。これは完全な、知ったかぶりぶち壊し屋で、もちろんぶち壊したなどとは一滴も思っておらず、どうだオレ詳しいだろう、そういった意識ですねたぶん。はやく逝ってほしいものです。
これが演劇小屋での出来事なら周りに逝かされていたでしょう。音楽とシアターピースの融合の作品をその両面からぶち壊してくれた類まれな大ばか者の存在、非常に残念な出来事でした。


気分をリセットし次のハイドンとモーツァルトを楽しむ。
この2曲の演奏、非常に引き締まったものでテンション高く、もちろんオーケストラの磨き度がかなりレベルの高いもの。
プログラムの企画が練られたもので、1時間と少しの演奏会でしたが充実した内容でよかったと思います。最後はぶち壊し屋のことも忘れました。
ありがとうございました。




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