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この前買いだめしたCDですが、少し聴いてみました。
まずは復活。SACDです。
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マーラー/交響曲第2番 復活
ズデニェク・マーツァル指揮
チェコ・フィル
ブルノ・チェコ・フィル合唱団
録音:2008年5月8,9日
セッションとライブの編集
価格2枚組3,500円 SACD
EXTON OVCL-00370
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SACD2枚組です。
第5楽章が33分オーヴァーという大変な長さになっているので2枚組です。
それで詳細は皆さん聴いてのお楽しみですが、ちょっとだけ。
まず、今まで出ているマーラーシリーズ同様最高の演奏が最高の解像度で眼前に迫ってきます。
マーツァルの棒はテンポに少し意表をつくところがあります。表情もしかりです。
開始が非常に柔らかいメゾピアノのような感じで、シルクのような弦のサウンドが繰り広げられます。
すごいのが第5楽章の第3部のクリアな合唱。力強く、完璧なピッチで、目の前に圧倒的な歌が定位します。熱湯のような演奏ではなく、冷静にしてクリア、音楽に全てを語らせている。ようで、実はマーツァルの力がチェコ・フィル、ブルノ合唱団から全てを引っ張り出した。
あとは聴いてのお楽しみ。。
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もう一枚はこれ定番。
こちらはSHMCDです。
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ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
ピアノ、ウラディミール・ホロヴィッツ
ユージン・オーマンディ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1978年1月8日 ライブ
カーネギー・ホール
価格2,730円SHMCD1枚もの
RCA BVCC34418
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ホロヴィッツの十八番中の十八番、ラフマニノフの3番。ニューヨーク・フィルハーモニックの伴奏で聴ける。オーマンディの棒。豪華キャストだ。
冒頭からピアニシモの連続だが、際立つ滴、粒立ちのいい、切れ味鋭い音価の一つ一つが離れ業の連続となって唖然とする演奏。何度聴いても飽きない。
オーケストラの伴奏がピアノの至難の細切れ音符に惑わされることなく、余裕の出来だ。さすがニューヨーク・フィルハーモニックだ。
SHMCDのせいか高音のみずみずしいのが音楽をあらためて聴かせてくれる。
これも聴いてのお楽しみ。
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