河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1666- ラヴェル、マメールロワ、ピアノ協奏曲、小菅優、サン=サーンス、交響曲第3番、レナード・ス

2014-07-20 00:37:44 | インポート

2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
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リヨン久しぶりに聴きます。このオーケストラの特質から言ってスラットキンご指名は自然な選択なのかもしれない。最初は違和感ありましたけど。都市指揮者がローカルへ、みたいな違和感ですね。
最初のマザーグース、リヨンのサウンドは硬くてキラキラしていて、以前のパリ管のような響き。ビブラートはパリ管ほどではない。
弦の音場は正三角形ではなく縦に長い直方体のおもむき。明晰サウンド。
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この日一番楽しみにしていた2曲目のラヴェル、小菅さんの自由奔放な演奏は好み。自由奔放そうに見える演奏、一点の曇りもない、最高。
第2楽章の美しく優しい音楽、これ以上ないビューティフルな演奏、息をのむような美しさでしたね。かなりゆっくり目に弾いた濃い演奏の楽章でした。
第3楽章のような音楽は、伴奏パートのことですが、スラットキンは一つずつの音をやつさないで明確に同じ長さでクリアに鳴らす。これは現代もの得意系の指揮者なら余計にこういったあたりのことをしらみつぶしに実行させる。心地よい正確さなのです。
それに小菅の粒立ちがよくてキレのあるピアノが颯爽と流れるので、シナジー効果でこれ以上気持ち良い響きは無いなぁ、という感じになってしまう。切れ味最高の演奏。
最後の万歳フィニッシュは紗良アクションとそっくり。そういえば、ミュン・フン・チュン、フランス放送、紗良、の演奏会はこの日と同じ曲目でした。
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後半のサンサーンス、このホールのパイプオルガンがヴェールを脱いだのをはじめてみました。宇宙人の目玉のようなユニークで迫力のあるもの。響きがまた素晴らしい。大伽藍に響く圧倒的なパイプオルガン、弾くのは初音ミク風なオルガン美人。オルガン右サイドにはモニター、左はバックミラー。これらで指揮者を見てる。なんだか、宇宙に出て行って聴いているような現実感の無さがとっても心地よかった。
スラットキンはオーケストラに一滴まで音を正確な長さで出させる。だからクリアで、スーッと浮いて漂うな響き、むろん現代音楽をやったらこれ以上ない響きでおそらく圧倒されるに違いない。N響を振ってる姿は本当ではない。才能を認められているに過ぎなの。したいことは別のワールドですよ。良かったです。
それにしても、オルガン付きの第1楽章て何度聴いても、アズナブールの枯葉よーの節ですね。
おわり


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