2019年12月20日(金) 7pm ヤマハホール
H.パーセル*B.ブリテン/トランペットを吹き鳴らせ (duet)
R.クィルター/5つのシェイクスピア歌曲 より“恋に落ちた若者とその彼女”Op.23-3 (duet)
J.S.バッハ/「クリスマス・オラトリオ」 BWV 248 より“シオンよ、備えよ”(藤木大地)
G.F.ヘンデル/歌劇「エジプトのジュリオ・チェーザレ」 HWV 17より “つれない女め、お前の頑なさが” (藤木大地)
G.F.ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 HWV 56 より“その時、見えない人の目は開かれ”~“主は羊飼いのごとくその群れを養い” (藤木大地、中村恵理)
W.A.モーツァルト/モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618 (duet)
F.メンデルスゾーン/6つのリートより“歌の翼に” Op.34-2 (中村恵理)
F.メンデルスゾーン/3つの二重唱曲より“実りの畑” Op.77-2 (duet)
R.シューマン/「愛の春」よりの12の詩 より“まさに太陽が輝くように” Op.37-12 (duet)
E.フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 より“夜になって眠りにつくと” (夕べの祈り) (duet)
Int
G.プッチーニ/歌劇「つばめ」より“ドレッタの美しい夢” (中村恵理)
F.レハール/喜歌劇「ジュディッタ」 より“私の唇は熱いキスをする” (中村恵理)
F.レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」 より“唇は語らずとも” (duet)
R.シュトラウス/「最後の花びら」よりの8つの歌 より “献呈” Op.10-1 (中村恵理)
G.フォーレ/「レクイエム」より“ピエ・イエズ”Op.48-4 (藤木大地)
E.チャールズ/私の歌であなたの心をいっぱいに (中村恵理)
H.マンシーニ/映画「ティファニーで朝食を」 より“ムーン・リバー” (藤木大地)
G.カッチーニ*V.ヴァヴィロフ/アヴェ・マリア (藤木大地)
A.ロイド=ウェバー/「レクイエム」より“ピエ・イエズ” (duet)
(encore)
Franz Xaver Gruber Silent Night
以上
ソプラノ、中村恵理
カウンターテナー、藤木大地
ピアノ、園田隆一郎
前半36′ 後半(アンコール含む) 44′
●
もはや、何も言う事は無い。あまりに美しすぎる歌の連続に天国にも上る気持ち。次から次とカウンターパンチの様に極美な歌が滔々と流れまくる。とってもとってもゴージャスなひととき。しびれて悶絶、昇天。極上すぎる。美酒の上澄みのようだ。いやいや、底も同じく美しく、舌鼓。極楽浄土ワールド堪能。
中村さんの芯極まるしなりのきいた美声、かぶりつき席にストレートに飛んでくる。素敵だ。
藤木さんは強弱、太細がおしなべて一様、裏も表もない全部表の様で余りの見事さに唖然茫然。ともに歌い口のうまさとフレーズエンドの終音の切り方が、なんというか、大家を見る思い。端の端まで行き届いた精緻な歌に惚れ惚れ。
デュエットでのハモりは絶妙なバランスで、まるで、一筋の線。しびれる。
オペラ棒オーソリティの園田さんがピアノ伴奏とはこれまた贅沢の極み。歌の呼吸を感じての入り、というよりも彼がオペラモードの入りの呼吸を作り込んでいっている。さすがとしか言いようがないのだ。歌うほうはナチュラルにスッと歌い始める。
プログラム後半、中村さんのプッチーニのつばめ、レハールのジュディッタ。藤木さんをいれたデュエットのメリーウィドウ。中村さんのシュトラウス献呈、藤木さんのフォーレのレクイエム。このシーケンス、一気の盛り上がり。夢の様な瞬間はあっと今に過ぎ去り。レハールには泣けたなあ。
贅沢悶絶ナイト。美しすぎて失神しました。ありがとうございました。
それと、トークが一切なかったのもよかったですね。歌と動きと仕草でステージを作っていく3人衆は本当に泣かせてくれるスペシャリストだなあ。
おわり
https://www.yamahaginza.com/hall/event/003831/
H.パーセル*B.ブリテン/トランペットを吹き鳴らせ (duet)
R.クィルター/5つのシェイクスピア歌曲 より“恋に落ちた若者とその彼女”Op.23-3 (duet)
J.S.バッハ/「クリスマス・オラトリオ」 BWV 248 より“シオンよ、備えよ”(藤木大地)
G.F.ヘンデル/歌劇「エジプトのジュリオ・チェーザレ」 HWV 17より “つれない女め、お前の頑なさが” (藤木大地)
G.F.ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 HWV 56 より“その時、見えない人の目は開かれ”~“主は羊飼いのごとくその群れを養い” (藤木大地、中村恵理)
W.A.モーツァルト/モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618 (duet)
F.メンデルスゾーン/6つのリートより“歌の翼に” Op.34-2 (中村恵理)
F.メンデルスゾーン/3つの二重唱曲より“実りの畑” Op.77-2 (duet)
R.シューマン/「愛の春」よりの12の詩 より“まさに太陽が輝くように” Op.37-12 (duet)
E.フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 より“夜になって眠りにつくと” (夕べの祈り) (duet)
Int
G.プッチーニ/歌劇「つばめ」より“ドレッタの美しい夢” (中村恵理)
F.レハール/喜歌劇「ジュディッタ」 より“私の唇は熱いキスをする” (中村恵理)
F.レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」 より“唇は語らずとも” (duet)
R.シュトラウス/「最後の花びら」よりの8つの歌 より “献呈” Op.10-1 (中村恵理)
G.フォーレ/「レクイエム」より“ピエ・イエズ”Op.48-4 (藤木大地)
E.チャールズ/私の歌であなたの心をいっぱいに (中村恵理)
H.マンシーニ/映画「ティファニーで朝食を」 より“ムーン・リバー” (藤木大地)
G.カッチーニ*V.ヴァヴィロフ/アヴェ・マリア (藤木大地)
A.ロイド=ウェバー/「レクイエム」より“ピエ・イエズ” (duet)
(encore)
Franz Xaver Gruber Silent Night
以上
ソプラノ、中村恵理
カウンターテナー、藤木大地
ピアノ、園田隆一郎
前半36′ 後半(アンコール含む) 44′
●
もはや、何も言う事は無い。あまりに美しすぎる歌の連続に天国にも上る気持ち。次から次とカウンターパンチの様に極美な歌が滔々と流れまくる。とってもとってもゴージャスなひととき。しびれて悶絶、昇天。極上すぎる。美酒の上澄みのようだ。いやいや、底も同じく美しく、舌鼓。極楽浄土ワールド堪能。
中村さんの芯極まるしなりのきいた美声、かぶりつき席にストレートに飛んでくる。素敵だ。
藤木さんは強弱、太細がおしなべて一様、裏も表もない全部表の様で余りの見事さに唖然茫然。ともに歌い口のうまさとフレーズエンドの終音の切り方が、なんというか、大家を見る思い。端の端まで行き届いた精緻な歌に惚れ惚れ。
デュエットでのハモりは絶妙なバランスで、まるで、一筋の線。しびれる。
オペラ棒オーソリティの園田さんがピアノ伴奏とはこれまた贅沢の極み。歌の呼吸を感じての入り、というよりも彼がオペラモードの入りの呼吸を作り込んでいっている。さすがとしか言いようがないのだ。歌うほうはナチュラルにスッと歌い始める。
プログラム後半、中村さんのプッチーニのつばめ、レハールのジュディッタ。藤木さんをいれたデュエットのメリーウィドウ。中村さんのシュトラウス献呈、藤木さんのフォーレのレクイエム。このシーケンス、一気の盛り上がり。夢の様な瞬間はあっと今に過ぎ去り。レハールには泣けたなあ。
贅沢悶絶ナイト。美しすぎて失神しました。ありがとうございました。
それと、トークが一切なかったのもよかったですね。歌と動きと仕草でステージを作っていく3人衆は本当に泣かせてくれるスペシャリストだなあ。
おわり
https://www.yamahaginza.com/hall/event/003831/