1977年聴いたコンサートより書いてます。
前回ブログ881-、882-の続き。
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1977年11月14日(月)19:00
普門館
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ベートーヴェン・チクルス第二夜
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ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番
ピアノ、アレクシス・ワイセンベルク
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ベートーヴェン/交響曲第2番
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ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィル
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この日の演奏についてもメモ書きがあるので、ほぼ、そのままアップします。
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会場が広すぎてどうしようもないのは昨日と同様。
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日本の聴衆はドイツの聴衆に比べるとあまりにも子供っぽい。
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僕はベートーヴェンを聴きたかったのに、まわりは眠っているのである!!!
僕はベートーヴェンを聴いた。まわりの人たちは演奏が終わってから、カラヤンの姿を正面から見た。
彼らにとってベートーヴェンの緩徐楽章は何も意味はない。カラヤンだけが意味を持つ。前後の見境がつかないのは現代の日本と全く同じである。
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ピアノ協奏曲はワイセンベルクが弾いたが、ホールのせいで感触はまるでわからなかった。
緩徐楽章はベートーヴェンの告白だ。現代の眠っている日本人にはわからないものだ。
きれいなベルリン・フィルの音。
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交響曲は線模様のようなベルリン・フィルの音のあや。例のごとくカラヤンは第2楽章は軽快に進み、スケルツォトリオはゆっくり進む。これはよくわからない。
全ては明後日のハ短調にかかってくる。
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といったメモ書きだった。
これをもとに昨日の演奏メモと同じようにイメージを今度は20倍ぐらい膨らませることは可能だ。今はとりあえずありのままだ。