河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2248- 第九、フルシャ、都響、2016.12.26

2016-12-26 23:56:44 | コンサート

2016年12月26日(月) 7:00pm サントリー

ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 15′14′13′24′

ソプラノ、森谷真理
アルト、富岡明子
テノール、福井敬
バリトン、甲斐栄次郎
合唱、二期会合唱団

ヤクブ・フルシャ 指揮 東京都交響楽団


年末恒例のイヴェントとはいえ、真剣なプロの技、ソリストは冴えた技が昇華しました。

指揮はこの振りだとかなり厳しいものがある。音楽の流れの呼吸を作り出せない指揮で、オケをドライブできない棒、ベートーヴェン第九は板についていない。
オケもどうしたことかいつのも精度が無い。トラがいるせいなのかもしれないが、細かい音符パッセージなど、緊張感が明らかに欠如していて、結果がもろに出る。
双方問題演奏。指揮者はこの第九だと今はまだ自分のものとしていないのは明白、これからの人間だろうから、さらなる成長を望む。オケは選択した指揮者のもとで頑張るのみ。

合唱の手前に配した4人のソリスト群。非常にレベルの高いもので、満喫できました。バリトン甲斐のメロウに流れて安定感抜群、説得力のある歌。テノール福井はいつものめいっぱいコントロール。オペラで感じる横広感よりもむしろストレートな黒光りテノールでした。甲斐福井、強烈なコンビですな。ソプラノ森谷のハイテンションで最高音まで突き抜けてくれる歌唱はそう快。アルト富岡、いい声ですね。味わいあります。バランス感覚最高ですね。
ソリスト陣はスケルツォが終わったところで登場。次のアダージョ楽章はじっと指揮者を見つめています。百戦錬磨の彼らの事ですし、どのような思いでこの指揮者の振りをみていたのだろうか。近くなのでよくわかる。八つの眼はそうとう厳しいものがあると空気伝導しました。同じく、冒頭からいる合唱の眼、これもこわいこわい。
おわり


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