河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2639- ワイル2番、プロコフィエフPC1、河村尚子、ショスタコーヴィチ6番、ミヒャエル・ザンデルリンク、都響、2018.11.21

2018-11-21 23:22:05 | コンサート

2018年11月21日(水) 7:00pm 東京文化会館

ワイル 交響曲第2番  10-13-5

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第1番変ニ長調op.10  7+5+4
 ピアノ、河村尚子

(encore)
プロコフィエフ 10の小品op.12-7 前奏曲  2

Int

ショスタコーヴィチ 交響曲第6番ロ短調op.54  18-6-7

ミヒャエル・ザンデルリンク 指揮 東京都交響楽団


3楽章の作品が3つ。ともに斜めに見たようなやにっこさが特色、と、勘繰ってみる。
プレイヤーがポイントですね。ミヒャエル、そして都響にこの手の音楽はピッタリ。思いっきり満喫。

ワイルのシンフォニーはシンプルな響きなれど、彼らしいものは全部そろっている感じ。進行はいいもの。フォーカスされるものはなくて拡散系。都響の硬質なプレイで作品の本質が光る。このように演奏すべきものだろうね。わかりやすかった。

河村さんの弾くプロコフィエフ。エキセントリックな作品、目には目を、の河村プレイに唖然茫然。圧倒的な水掻き技。鍵盤をかきむしっているような迫力。あっという間に終わってしまった。伴奏の都響が圧巻でしたね。この種の作品、やっぱり、このオケによく合っている。

最後のショスタコーヴィッチ。これが一番普通に聴こえるから面白いものだ。蒲鉾とか竹輪を切っている途中で終わってしまったような不思議な曲。澱みのない透明なオケサウンド、それに精緻さが加わり、さらに、ミヒャエルの一家言的な含みも併せ、この作曲家特有の響きを満喫できました。作品がものすごく大きく見えた。指揮者による深い彫琢のおかげと思う。

印象的な一夜でした。
おわり




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