河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1239- ウォルトン チェロコン イッサーリス、エルガー(ペイン) 交響曲第3番、尾高忠明 N響2011.5.14

2011-05-15 09:56:32 | インポート

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2010-2011シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから。

2010-2011シーズン.

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2011年5月14日(土)3:00pm
NHKホール
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ウォルトン チェロ協奏曲
 チェロ、スティーヴン・イッサーリス
(アンコール)
ツインツァーゼ チョングリ
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エルガー(ペイン補筆完成版)交響曲第3番
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尾高忠明 指揮 NHK交響楽団
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ウォルトンは聴く耳をもてばある程度面白いかもしれないが、調性をぼかしたショートフレーズの連続、どこにどのような味わいがありどう探せばいいのか、わからない。
イッサーリスは老け込んではいないが、長い髪はもうあわなくなってきているね。技術を表面にひけらかすようなことをしない自然体の弾きぶりは好感。
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後半のエルガーは前に一度聴いたことがあるが、そのときと同じ。尾高がいくら力を込めて感情をこめて振ろうが曲に問題がある。他人の作であるとみなせば通常の力作でよく聴くと真似に近い駄作のような気がする。
第3楽章、これなんですか。主題のようなメロディーラインを楽器を変えて流しているだけではないですか。それと、拡大、縮小、伸縮。
変奏曲にもならない。尾高さんが感情をこめて振っていましたが、曲がこうだから空振りに近い。
第4楽章を聴けば歴然とわかるように、第1番第2番の素材使用であり、それを越えるものでは決してない。つまり本人の成長の跡を聴くことができる曲ではない。この第4楽章のエンディングは、シンコペーション風なブリッジパッセージが拡大してそれが一大燃焼するような気配でとても納得できる構築感はない。
今日のN響は、例えば、第1楽章の結尾、全楽器が細かく刻んで上昇し、その後ユニゾンのフル全奏で終わりますが、上昇刻みが不揃い。このあとも、たまに刻みが不揃い、スタッカートのズレ、ピッチも濁りあり。でした。
ところで、尾高さんは1シーズン何回ぐらい指揮しているのかしら。要職が多くそちらの方に取られる時間が多いのではないか。
おわり
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前回聴いたエルガー(ペイン)の3番の感想はこちら。

623- メロディーの枯渇とひらめきの欠如 エルガー交響曲第3番 2008.6.17

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