河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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1279- ついに未読状態発生。レコ芸

2011-07-22 00:30:00 | インポート

もう何十年も買っているレコ芸。
先月も7月号を6月20日に買いました。今月は8月号を7月20日に買いました。
でも7月号をまだ一度も開いてません。早い話、読む前に次の号の発売日がきちゃいました。これまでもこの傾向は多かれ少なかれあって、読みだすまで時間がかかってました。そもそも興味自体が薄れてきていて、中身を開いても宣伝ページを見るだけです。いつどのようなCDが発売されるのか、その情報だけがあればいい。読み物とか評はほとんど読まない。昔なら発売日を楽しみにしていたものですが今は読まなくてもいい状態。
CDを購入する気がないならレコ芸を買わなくていい」状態。
去年2000枚ぐらいCDを買っちまって、それまで4万枚からせっかく2万枚まで減らしたのにまたメタボ状態で今の蔵状態は2万2千枚ぐらい。当然全部聴ける状態ではありません。なんというか、「飽和状態」
昨年の買い過ぎ逆リバウンドで今年は100枚ぐらいかな。新譜旧譜ともにあんまり興味がわかない。原因は演奏会通いすぎでCDを買わなくてもいいということもあるけれど、発売CDがつまらないというのが最大の原因。(そんなことを言っている割には山のように買っているじゃないか、というよりもそもそも2000枚とか言ったら、発売されたものを全部買っているようなもんだから、レコ芸の情報がいらないんだよ、といわれればそうかもしれない。)
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昔のライブテープを掘り起こして、超名演といったキャッチコピーで売り出す。新しい録音もほとんどがライブ録音。音楽が生活に密着したフランチャイズならこんなもの買う必要ありません。聴く姿勢の違いということもあるんでしょうが、彼の地の音楽シーンを全部追っかける必要なんて全くない。自分の生活基盤があるところの音楽シーンこそが根ざしたものであってそこで、今、鳴っている音楽こそが一番大切。
今、日本にいて例えば、「1234年56月78日のアンセルメ&スイス・ロマンドの北欧演奏旅行におけるフィンランドでのエロイカが超名演だということがわかってテープを探したら出てきたのでCD化します。みなさん、買うなら今しかない。」もし本当にあったとしても買う必要ありません。その時代のひとつの音楽シーンを大げさなキャッチコピーで騒がせているだけ。
かたや新譜。これまたライブ録音だらけですが、それと同じくらい飽き飽きするのが、同曲異演。マーラー、ブルックナーなど飽きもせず同じタイトルのCDをよくもまあこんなに出すこと。指揮者とオケが違う、たしかにそうだけれど、ソーホワット。
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バブルがはじけて、安上がりの新譜ライブがひところ受けたので二匹目のドジョウで過去のライブ録音へ同一方針で進んだ結果、ソースの枯渇。まだまだレアアース並みにはあるかと思いますけれど、こんなに掘り尽して果たして、「超絶的な名演のテープを発見」なんて、なんだか、昔の演奏会ってそんなにみんな超絶的な名演が多かったのかね?
最近では新譜ライブの方はもはやその会場で聴いていた人たちのスーバニアー状態。それで、自分が会場にいた演奏会は全部、「筆舌に尽くしがたい演奏」となっちまう。
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にっちもさっちもいかなくなって転機、今度は作曲者の掘り起こしをやりはじめた。これは正解でしたね。今まで聴くことのできなかった有名作曲家の無名曲。無名作曲家の珠玉の曲。聴く方の喜びは大きい。個人的にはNAXOSのアメリカ作曲家のいろんな曲がこれほど聴けるようになるとは思っていなかった。本当に素晴らしい曲がたくさんあります。日本人はヨーロッパ志向でそのような曲ばかり聴いてきましたけれど、一度アメリカに耳を向ければ、別ワールドがそこにある。この傾向は手放しで絶賛。パチパチ。
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それで何の話だったかというと、レコ芸を買っても読まなくなってしまったという件でしたね。宣伝ページとそれから新譜の紹介欄だけあれば満足。総花的な雑誌ではありますが、ネットであちこち探すよりもこの雑誌を見ればとりあえず全体状況がわかるので重宝している。CDやDVDを買わなくなってしまえばレコ芸も買うことはなくなってしまう。今まで何十年もお世話になったのでしばらくは買い続けますけど。
すんません、華金の散文でした。
おわり

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