河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2282- ショパンPC1、ヤブウォンスキ、シマノフスキ2番、ヴィット、新日フィル、2017.2.24

2017-02-24 23:17:40 | コンサート

2017年2月24日(金) 7:00pm トリフォニー

モニューシュコ  パリア序曲  9′

ショパン  ピアノ協奏曲第1番ホ短調  20′10+10′
  ピアノ、クシシュトフ・ヤブウォンスキ
(encore)
ショパン ノクターン第20番 遺作  4′
ショパン 練習曲第12番ハ短調 革命  3′

Int

シマノフスキ  交響曲第2番変ロ長調  13′12+9′

アントニ・ヴィット 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団


ヤブウォンスキは大柄でどこからあのような音が出てくるのかわからないぐらい。
彼の弾くショパンはメゾフォルテからピアニシモの世界で音楽が出来てる。弱奏のクラリティが極めて美しい。入りをやや遅れめとし、ピアニシモで尾をひくような弾き。ホールの空気感が変わります。透明で清涼、空気がおいしい。森林浴のようだ。みずみずしいタッチでプレイ、ショパンの滴る詩情。美しいものです。激しさを求めない演奏ですね。
1曲目のモニューシュコでいきなり豪快な振りをみせたヴィットでしたが、このショパンの伴奏は双方アイコンタクトが割と頻繁で息がよく合ったもの。オーケストラの暖かみのある柔らかいサウンド、分解度の高いアンサンブル。ピアノもオケも演奏が生きている実感。
いい演奏でした。アンコール2曲も息をのむような美しさ。スバラシイ。

後半のシマノフスキは、スクリャービンの作風に似ていますね。どっちが先なのかわかりませんけれども似た芸風です。変奏を取り入れるあたりもそうですね。
ヴィットのエネルギッシュな棒、職人肌のようなおもむき。しっかりと鳴らし切りました。

オーケストラはルーチンワークに過ぎるというかあまりテンションを感じないもので、もうちょっと気を入れて演奏して欲しい気もしますね。
あと、演奏後、ヴィットが立て立てといっても絶対に立たなかった人、パート。ヴィットがあきれてあきらめました。このオケの定期会員ですが毎度こんな感じで、立つリハーサルもしたほうがいい。いい眺めではありませんよ。
おわり




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