河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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419- 誰も見ない映画2題 二十四日目

2007-09-23 22:55:00 | ?ムーヴィング日記

荷物片付けもままならないなか、DVDVHSの映画を例のハイブリッド・マシンで鑑賞しました。

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DVDのほうは、昔レーザー・ディスクで一度見て、もう二度と観るまいと思っていた「惑星ソラリス」。

二度と観るつもりがないのなら、DVDが発売になったときに何故買ってしまったのか。

今でも理由は不明だ。

もう一度はまってみたい、そのような時期が来るかもしれないので、出たときに買わなければいつ買えるかわからない代物だけに、とりあえずなんにも考えずに買ってしまったのだろう、か。

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それにしても暗い、というか、青い。

水の惑星のお話なのだからかどうか、タルコフスキーの色なのか。

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この映画、観たい人は観れば、投げやりな言い方だがそういうしかない。

表題にとらわれてスペースものを期待したら500パーセント裏切られるからそのつもりで。

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全編2時間40分あまりのうち冒頭30分ぐらいのところでバートンが乗る車が走る場面が相当長く映し出される。

1972年の作なのに、ロシアには高速道路がなかったのか、東京の高速道路が未来都市的な道路として撮影されているのは今となってみれば笑うに笑えない。

たしかに交錯する道路、トンネルの中を走る車などうまくはまっている箇所もあるが、「銀座方面へ」などと書いた表示や、ビルに日本語の看板がデカデカと映っているあたりを観るとしらけないでもない。

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VHSのほうは、「ビリー・バスゲイト」。

ブルックリンのバスゲイト育ちのビリーがダッチ・シュルツにひょんなことから気に入られて、裏表を知っていく。

VHSはずいぶんと昔手に入れたが、なかなか見ないでいた。

というのもこれは同題の本が出ていて、そっちの方を先に読んでいて、本の方は最初の展開から生き生きしており躍動感があり好ましかったのだ。

VHSはかなり画像が悪い。1930年代のブルックリンの街並みなどが見事に再現されているのでこれはDVDで買い替える価値ありだ。

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ビリーの母親は週4ドルで洗濯の仕事をしている。

洗濯と言っても大きな工場ようなところでの作業であり、また、いわゆるクリーニングとも違うようだ。

昔ブルックリンにいたころ、下着を洗濯屋に朝預けて、帰りに出来上がっている。下着をいれるでかい袋はそこの洗濯屋に売りつけられて。そんな記憶が遠くからこだまする。

下着の洗濯屋というのは日本では身近ではないだけに違和感があったが慣れれば平気になるものだ。コインランドリーはまた別の世界だ。

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ということで、ストーリーとしては、結果的にビリーはうまくいった。というよりも、そのような若者を通して観る映画なのだから彼には生きてもらわなければならない。

ダッチ・シュルツとお目付け役のオットーはいい味をだしている。ダッチはダスティン・ホフマン。

おわり

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