河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

772- ボストン響 小澤征爾 in New York 1984.4.27

2009-02-16 00:10:00 | 音楽

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今年200912月は行きたい演奏会があまりない。

国内組の演奏会は魅力的なプログラムにとぼしく、115日にシューベルトの冬の旅(管弦楽編曲)にいっただけ。2月中盤だというのに今年はまだ1回しかいっていない。

国外組は今、地元の定期に忙しい時期だから来日公演もあまりぱっとせず。

ハイティンク、シカゴ響が来日したが、音楽監督が固まった段階でのリッカルド・ムーティとの組み合わせの来日公演に期待しよう。

ということで、昔の聴いた演奏会のことを継続します。

1983-1984シーズンの聴いた演奏会から。

ボストンSO. 第103シーズン

1984427()8:00pm

エイヴリー・フィッシャー・ホール

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ニコライ/ウィンザーの陽気な女房たち、序曲

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リーバーソン/ピアノ協奏曲

 ピアノ、ピーター・ゼルキン

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チャイコフスキー/交響曲第1

小澤征爾 指揮

ボストン交響楽団

久しぶりの小澤&ボストンSO.

相変わらず非常に人気があり、ニューヨークではチケットはいつも早いうちからソールド・アウト。

一般によく言われているとおり、このオーケストラはどちらかというとヨーロッパ的なサウンドをもっており、一曲目のニコライ/ウィンザーなどを聴くとまさしくそのとおりだなぁと思うときがある。音楽がきめ細かく弦は全くしとやかで、しっくりした響きは本当にヨーロッパ的なサウンドだ。

チャイコフスキーの交響曲第1番は生演奏ではたぶん初めて聴くと思う。ある程度は知ってはいるつもりだったが第1楽章などかなり美しく響いている。小澤の作り出す音楽はいつも繊細でしなやかである。音楽のフレーズが切れ目なく、流れるような音楽が湧き出してくる。それにボストン響は個人の名人技よりも全体のアンサンブルに重点を置いていつも演奏しているため音楽がどのようなときでも耳障りになることもなく、オーケストラ全体に対して安定感をもって聴くことができる。このチャイコフスキーはいつになく美しく響いたのではないですか。

リーバーソンのピアノ協奏曲は独奏者がピーター・ゼルキンということで興味がわいたのだが、、。

曲はフル・オーケストラ、大編成のオーケストラの中にピアノが完全に埋もれてしまった。この作曲者はまるでオーケストラ、ピアノともに鳴らない方へ、言い換えるとなるべく聴きばえのしないように作曲したとでも言おうか。失敗作。

おわり

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