河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

イゾルデ ブントシュー ベルリン国立歌劇場5 1990-16

2007-04-25 21:08:00 | 音楽

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1990年ベルリン国立歌劇場公演のスケジュールはここ。

一ヵ月半のベルリン国立歌劇場1 1990-12

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1990年ベルリン国立歌劇場のトリスタンの公演は渋谷で2回、名古屋で1回の合計3回。

渋谷の2回を聴いてみた。

2回目がこれ。

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1990111()5:00PM

NHKホール

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トリスタン/ハイッキ・シウコラ

マルケ王/ジークフリート・フォーゲル

イゾルデ/エヴァ=マリア・ブントシュー

クヴェナール/エッケハルト・ウラシア

メロート/カールシュテン・メーヴェス

ブランゲーネ/ローズマリー・ラング

羊飼い/ペール・リンツコーク

若い船員/ラルフ・エッシリッヒ

舵取り/ハンス=イェリク・ベルトラム

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エアハルト・フィッシャー プロダクション

ハインツ・フリッケ指揮

ベルリン国立歌劇場

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1028日の1回目とは、マルケ王、イゾルデ、クルヴェナールが交代している。

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オペラの主役の名前を二つもつけてしまったようなイゾルデ役の、エヴァ=マリア・ブントシュー。

彼女の、前進あるのみ、といった体当たりの歌が実にすばらしかった。

いかにも、メゾから出発したソプラノといった感じで、強烈に絞り出す声は、線が細いながら強靭さと繊細を合わせもった現代のトレンドによくマッチする歌い手だ。

今日はこのイゾルデがトリスタンをひっぱっていく。

あまりにあけっぴろげになってしまう場面もないではないが、トリスタンの暗さと妙に対照的で気分的にはすっきりする。

イゾルデに開放感、というのは一種違和感があるがどろどろした舞台が多いなか、なにか新鮮な気持ちになる。

いずれにしても、このトリスタンとイゾルデの舞台、集中するあまりあっという間に終わってしまう。

このとき思ったものだ。

夢でもいいから、

「当公演は事情により、最初からもう一度やりなおします。」

などというとんでもないアナウンスがあったとしたら、何の苦もなくうれしさのあまり、また静かに集中できることだろうと。

1990年は、このあと別の公演でトリスタンとイゾルデを観ることになる。

数々観たトリスタンであるが、メトの舞台があがっていくプロダクションもすごかったが、今回1990年のベルリン国立歌劇場の公演は後々まで忘れ難い舞台であった。

おわり

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