1983-1984シーズン聴いたコンサート観たオペラの一覧はこちら
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1984年5月30日(水)から始まった‘ホライゾン1984’はようやく折り返し。
普通のシーズンであれば、サブスクリプション・コンサートが終盤を向かえている。
6月8日までまだ先が長い。と思うのは現代音楽だから?
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前日の6月3日はコンピューターと室内音楽。
今日はコンピューターとオーケストラ音楽。
考え抜かれた企画性を感じる。
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ということで今日はこんな感じ。
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1984年6月4日(月)
エイヴリー・フィッシャー・ホール
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6:45PM
楽譜って何?
Meet the Composer
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8:00PM
コンピュータとオーケストラ音楽
MILTON BABITT Correspondences
CHARLES WUORINEN Bamboula Squared
(世界初演)
ROGER REYNOLDS Transfigured Wind Ⅱ
(世界初演)
Harvey Sollberger, フルート
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CHARLES WUORINEN 指揮
アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ
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作曲者だけでもカタカナにしてみると、
ミルトン・バビット
チャールズ・ウオーリネン
ロジャー・レイノルズ
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オーケストラ・サウンドにコンピューターによる電気的な音がはいりこんだらどうなるか。
今の時代、普通。
原型のうちの一つのようなものだったのかもしれない。
世界初演が二つといっても、多分にこのような企画の場があるからできることもある。
でも、本質の順序は逆であるはずだ。
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時代の流れのなかにある音楽として、この企画を聴いていけば長丁場の10日間も肩がこることもなく聴けるのかもしれない。
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もっとはまるには今では、こんな本もある。
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アメリカ実験音楽は民族音楽だった
9人の魂の冒険者たち
フィルムアート社
2005年2月2日初版2,200円