この前ちょっと書きましたが、あらためて。
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サントリーホールの2007年11月、来月ですね。ものすごいラインナップなんです。
ざっとこんな感じ。
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クリスティアン・ティーレマン/ミュンヘン・フィル
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ワレリー・ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団
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準・メルクル/リヨン管弦楽団
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クリストフ・エッシェンバッハ/パリ管弦楽団
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ファビオ・ルイジ/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
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マリス・ヤンソンス/バイエルン国立歌劇場管弦楽団
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ズデネク・マーカル/チェコ・フィル
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こんなのありえない。
なんとか祭りとかなら、いざ知らず、普通の11月です。
それもサントリーホールだけですよ。
このラインナップ、世界中のどこを探しても絶対に、あり得ない。
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これ以外に、日本のオーケストラも当然あるわけだ。
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日フィル
東京フィル
東京交響楽団
東京都交響楽団
N響
読響
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ほんとありえない。
暇があってお金もあれば、11月一ヶ月間は、全日空ホテルに滞在して、コンサート三昧としたい。
毎晩7時から9時ぐらいまでコンサート。
そのあと、その足で、坂をのぼり六本木に繰り出し、束の間のオアシスに浸り、夜中にホテルに戻り、翌日おそめのランチを食べ、そのあとひと汗流してから、また19時を待つ。
これの永久ではないがループを一ヶ月間繰り返す。そうすると自然に、耳に音楽ができる、というものだ。
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ところで、このトンデモ11月の公演で絶対はずせないものが二つ。
まず、
11月14日(水)
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
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チャイコフスキー/交響曲第2番
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番
ピアノ、イェフィム・ブロンフマン
ショスタコーヴィッチ/交響曲第15番
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これをはずすわけにはいきません。
もちろん、ゲルギエフによるタコ15の演奏がどんなものなのか、その一点なわけですが、ホント楽しみな公演です。
個人的にはビートのかたまりのチャイ2番小ロシアも好きですね。振らせてくれるなら振ってみたい。
タコ15はフルスコアをもってますが、表面上はなんかイージーに見えますけど、聴後感はいつも謎めいたものを聴いたなぁ、と思ってしまいます。これも振らせてくれるなら振ってみたい。でも、この曲、感動に揺すぶられるという曲ではないので振る方も聴く方もとっても難しい。
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もうひとつはずせない公演。それはこれ。
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11月26日(月)
ズデネク・マーカル
チェコ・フィル
合唱:
ガーデンプレイスクワイヤ
東京少年少女合唱隊
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マーラー/交響曲第3番
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最近のチェコ・フィルの充実したサウンドを確かめるにはいい曲だ。それにマーカルの棒も興味が尽きない。
ただ、日本国内調達と思われる合唱が問題になるだろう。この曲の場合、合唱の問題が必ずと言っていいほど浮かび上がる。
オーケストラとのレベル差が大きければ、大幻滅となってしまう。おそらく11月にはいると練習を始めると思うのだが、レベル差が縮まるよう祈るだけだ。健闘も祈る。
おわり
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